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ヤコウセイ

作者: 葵枝燕

 時間帯的にこんばんはですが、ここはいつもどおりのご挨拶を。こんにちは、葵枝燕です。

 記念すべき百作品目に向けて準備をしたいと、投稿に踏み切ります。

 そんな私の九十九作品目、ご覧くださいませ。

夜明けの歌を聴きながら

この夜が明けなければよいのにと願う


闇がこわいと言いながら

夜が好きだと口遊む


光を欲しながら

暗闇の中を歩いていく


矛盾だらけで複雑怪奇

かと思えば

実に単純明快な


眩しい光の中よりも

暗い闇の中に惹かれる


目を焼く光よりも

闇に包まれることを望む


何もかもを明らかにする光よりも

何もかもを隠してくれる闇に焦がれる


夜の中 闇の中

漂うように生きることを憧れた


光から目を逸らし

この闇に紛れたいと願った


そんな哀れな存在のまま

朝を望む声に

気付かないふりをして


この夜の永遠を祈った

 『ヤコウセイ』のご高覧、ありがとうございます。

 毎度のことながら、後書きで色々語りたい傾向があるので、読みたくない方はスルーしてくださいませ。

 この詩は、二〇二一年一月三十一日(日)に書いた詩です。iPod touchのメモ帳に書き綴っていたあたり、夜寝る前に書いたものと思われますが——もう記憶は曖昧になってしまっています。でも、多分、元々は帰り道で浮かんでいたもののような気がしなくもないです。それを今さらのように投稿したのは——前書きにも書きましたが、記念すべき百作品目に向けて、準備したいと思ったからです。

 今回の詩を書くにあたり、mzsrz(ミズシラズ)さんの「夜明け」という曲を、勝手にイメージソングにしています。私は、バスを降りて家への道を歩き始めるとき、危ないと思っていながら、音楽を聴きながら帰っています。その際、色々な曲を聞くのですが、最近よく聴いている曲のひとつに「夜明け」があります。夜の闇が街を染め上げていく、あるいは、既に闇が包んでいる、そんな時間に「夜明け」という歌を聴いている矛盾——それが、この詩の根っこにある気がします。「夜明け」、澄んだ、でも危うさみたいのもあって、すてきな楽曲なので、気になった方は聴いてみてくださいませ。

 タイトルの『ヤコウセイ』は、漢字にするとすれば、今流行りらしい「夜好性」が近いというかそのものかもしれませんが、なんとなく漢字にするのは違う気がして、カタカナにしました。

 と、支離滅裂な気がしなくもないですが、こんな感じでしょうか。

 そんなわけで、これが九十九作品目になるわけですが。ここまで続けられるとは思っていなかったので、驚いてます。

 長くなりましたが、ご高覧ありがとうございました。

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