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私に構わないで!悪役令嬢だから。  作者: あみーご
第3章 8歳・思い出しちゃった
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それは偶然に

王都には商店街のような場所がある。その通りと周辺地区には色々なお店が立ち並び、全てが揃うほど充実している。ショーウィンドウを眺めながら歩いていくと、女の子達がお店から出てきた。


「可愛いの買えた!」


「似合ってたよね!」


「友達に教えてもらったお店なんだけど、当たりだったね。」


そんな会話が聞こえてきた。なので、そのお店に入ってみることにした。お店の中は落ち着いた雰囲気で雑貨なども置いていた。私は店員さんにお勧めを聞いた。少しくらい流行りのものを着てみたいなと思い、カウンターにいた店員さんの方に進んだ。


「あの、こんにちは。」


「こんにちは。」


「初めて自分でお洋服を買うの、でも自分では決められないからお姉さんに手伝ってもらいたくて」

「いいかな?」


流石に敬語で話すのは躊躇われたので年相応の子供のような話し方に変えた。そんなことより、店員さんはすごく可愛い女の子であった。


「まかせて!」

「超可愛くしちゃう!」


「ありがとう〜」


そんな店員さんはとても可愛い水色のワンピースと白のカーディガンをお勧めしてくれたので試着した。とても気に入った。素材も柔らかく色も素敵で買うことを即決したのだった。


「お姉さん、これ気に入ったの。」


「良かった!」


「これ合わせていくら?」


「全部合わせて銀貨5枚で、ちょっとお高いけど大丈夫?」


「うん!お小遣い貯めてあるの」


ポケットから出しているように収納魔法で大銀貨を1枚取り出した。


「はい。じゃあ銀貨5枚のおつりね。」


「ありがとう、お姉さん。」

「また来るね」


洋服の入った袋を受け取りお店を出た。お店を出た後にその袋を収納空間に入れた。こういう時便利だと感じる。目的のものは買えたのだがまだ時間があることからもう少し買い物を楽しむことにした。とは言え目的地がある訳ではないのでブラブラしていた。


そんな時、ピンクの髪をした女の子がいた。直感した彼女がヒロインだと。この世界には奇抜な髪色が多い中ピンクの髪は彼女しかいない。と思う。まだ会った事が無いだけかもしれないが。だがゲームの中含めピンクは彼女のみだった。そんな中彼女は細い路地に入って行った。なんとなく嫌な予感がした。私も彼女を追うように路地に入っていくと悪い予感が当たり、怪しげな男性2人が彼女を荷馬車に入れようとしていた。


認識阻害の魔法を自分にかけ、男たちの背後に回った。サランに教わった相手を気絶させる手刀を使い2人の男を気絶させた。その後ヒロインと思しき彼女を大通りに避難させた。転移魔法で。気づかれないように。彼女は困惑していたが、そんなことを気にする余裕はなく先ほどの路地に戻った。収納魔法に入っていたロープで2人の男たちを括り付け冒険者ギルドに転移した。


「あの、誘拐犯を捕らえたんですけど、引き取ってもらえますか?」


前回手続きをしてくれたお姉さんがいたので事情を説明した。


「分かりました。」


「外に気絶させて放置してるんですけど」


「ギルドマスターを呼んできます。」


「ありがとうございます。」


男たちはギルドマスターに引き取られた。盗賊や犯罪者を捕らえても報酬が貰えるらしく、ちゃっかり報酬も頂いてしまった。

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