【登場人物紹介4 第三王子殿下】
人物紹介メモ
◇登場人物紹介
◇カーリー・キース・アッシュベリー(アッシュベリー王国第三王子)
アッシュベリー王国第三王子。年齢十三歳。
アッシュベリー王国国王の第三子であり第四側妃の第一子。
くすんだ金髪(真鍮色)に灰味の青紫色の瞳をしている。
第四王子と並べば一瞬で兄弟と分かる程似ているが、第三王子の方が瞳の紫味が強く出ている。第四側妃の瞳の色が澄んだ紫色(アメジスト色)と言われていて、大変珍しい。その紫水晶のような瞳と床まで届く程のサラサラとした髪の為に後宮に輿入れすることになった。華やかというよりは慎ましい雰囲気のする美人。性格も大変大人しく、容姿だけでは無く性格も二人の王子に遺伝している。
後宮には第七側妃までいたが、子を孕む事が出来たのは、第四側妃のみ。故に母親である第四側妃は苛烈な虐めに合い、第三王子も大変な嫌がらせを受けた。六歳で第四公爵家であるカールトンへ臣籍降下準備の為預けられるが、姉を始め公爵も公爵夫人も優しかった為、少しずつ幸せを感じるようになる。ただ、王宮に残してきた第四王子が心残りで心配事。しかし第三王子降下準備に伴い、後宮妃には暇を出されているので、第一、第二、第三側妃は王宮にはいない。第五、第六、第七側妃は共に臣下に下賜されている。
第三王子の世界は、カールトン公爵令嬢の次女であるミシェールと弟である第四王子の存在で帰結している。他に長女のオリヴィアには信頼を寄せていて、悩み事等は彼女に相談する。
公爵家に預けられてからの密かな夢は、次女のミシェールと穏やかな家庭を築く事だったが、彼女の事故により叶わぬ夢となる。三女のシンデレラに刺されて気を失っていた間、ずっとミシェールの夢だけを見ていた。王子である自分よりもミシェールの命が大切だと素で思っている。
領政は派手さはないが地味にこつこつ現状維持をするタイプ。晩年(全然若い)は臣籍降下して来た弟(第四王子は空気だったので、陛下も王太子も第四公爵家への降下を許してくれた)と二人で穏やかに過ごす。姪が王立学園進学のために、タウンハウスに下宿すると溺愛が始まる。姪の髪はストロベリーブロンドでミシェールの少女期に瓜二つ。その様子を垣間見た第四王子は一人物陰で涙する(嬉し泣き)
四王子の人物紹介が無事に終わりました。
ネイト・アッシュベリー(第四王子)のスピンオフ(短編?)を書くかも知れませんが、『灰被り姫』の登場人物紹介は了となります。お読み頂きありがとうございました。