【登場人物紹介3 第二王子殿下】
本編で大分やり切った感のある第二王子殿下です。
人物紹介メモ
◇ルーファス・アッシュベリー(アッシュベリー王国第二王子)
アッシュベリー王国第二王子。年齢十六歳。
アッシュベリー王国国王の第二子。海の宝石と謳われた王妃陛下の容姿を受け継ぐ。真珠色のプラチナブロンドの髪に透き通った翠色の瞳。容姿だけではなく、フィラル国直系の証である精霊の加護も遺伝している。王妃に精霊術は顕現していないが、その子である第二王子は他国の王子でありながら精霊術が顕現する。隣国の守護精霊であるウンディーネの力を一部使う事が出来る。精霊術の種類は多岐に渡り、基本の回復術、治癒に加えて、体内の水操作など、水のある所、術ありというくらいに応用が利く。ただし、真名の縛りがある。精霊術を施す際に、相手を認識する必要があり、魂に刻まれた名前が必要。ルーファスの名前にもミドルネームが入るが、これは母方の姓ではなく、誕生した時に教会から賜る真名(生涯公にはしない)
第二王子に精霊術が発現した事で、フィラル国王は度々アッシュベリーにお忍びでやって来る。その都度留守を預かるのは苦労人の宰相(王と王妃の婚儀に反対を唱えた貴族)。長じてからはフィラル国第一王女だが、大変な賢女の為、割と気軽に留守に出来る。
海洋国フィラルとしては、喉から手が出る程欲しい王子。生まれた直後から養子の旨打診し続けているが、当然色よい返事は貰えない。本人は同腹の兄である王太子との関係が拗れている為、フィラル国への養子は悪くない提案だと思っているが、婚姻によって渡るのは拒否している。
王立学園の卒業後、王太子の結婚の儀を待ってから、一年後に海洋国フィラルに留学。医学と海洋学を学ぶ。その際婚約者である自国の公爵令嬢を伴う。五年後自国と海洋国フィラルで結婚式を二度行い、二人の間には男女の双子が生まれる。
フィラル国では王宮に離宮を賜っていて、爵位も授与されているが正式にはアッシュベリー第二王子のまま。子供は離宮で育てている。
アッシュベリー王国王太子は、フィラル国の内情に深く食い込める可能性を考え王太子の間は静観。
双子のうち男児は成人後、フィラル国第一王女の養子になりフィラル国の王太子になる。女児はアッシュベリー王立学園へ入学後、第四公爵家の養子になる。養子先で二人の年の離れた叔父に溺愛される。