↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【定期】ヒロインにキャリーしてもらいます  作者: じてん社長べんり
PR
1/1

俺YOEEEEEEE!

かるーい小説、ライトノベル

「なあ、お前は性についての抵抗がもうちょっと高まるとヒロインとしての魅力が高


まると思うんだけど」



このくそ暑いなか、クーラーが無くて日差しがもろに当たる劣悪環境。つまりは高校


の屋上、そこで俺は出会って早々、胸にしまっていた切実な思いを「パートナー」で


ある蓮井 凛に伝えた。



「それは無理な話だねぇゆうくん。君は泳ぎ方や自転車の乗り方を忘れることができ


るのかね?。1度覚えたらまず忘れませんよ。もちろん、高度に使いこなすためには


努力を怠ってはいけませんがね。」



反語系で煽ってくるこいつには改心する希望が見えず、俺は落胆して昇降口の影に座


りこんだ。てかなんだよ、こいつにとって下ネタは念能力かなんかなのかよ。



当然のように隣に座ったこいつは、もし喋らず、息もせず、変なことを考えて気色の


悪い顔さえしなければ、本当に宝石のような存在だ。



校則を無視して腰まで伸ばしている透き通った銀髪。触れると壊れてしまいそうな華


奢な体。そして見るものすべてを惹きつける、幼さと美しさが共存する美貌。



本当にこいつは黙ってさえいれば、誰もが羨む「パートナー」なのだ。



「?、私の顔をじっと見てどうしたんだい?。あ、視かn…」



「ほんっっっと、黙れよ。『神様の乱数』。」



こいつ蓮井 凛はこの美貌からか、ここ、有栖高校の有名人である。


そしてまた、残念ながら、この人格で更に有名であり、ある名称がつけられてい


る。



『神様の乱数』



その名称がつけられた時点で、なんとなく察せられるだろう。



蓮井 凛は校内で優しい目で見られている。



蓮井 凛は校内で優しい目で見られている。



大事なことだから二回いった。いや本気でこいつはKAWAISOUNAKOという目で見


られているのだ。本人は気づいていないが。



「…で?。俺をわざわざこのくっそ暑いなかここに呼んだ理由は『あのこと』だ


ろ。」



暑さでどうにかなりそうながらも、面倒くさがりの俺が、こいつに呼ばれて素直につ


いてきたのには当然理由がある。



「かっすがゆうくんおんぷ。今日は作戦会議とでもいこうよおんぷ」



いちいち突っ込みたくないが、こいつの「かっすが」というのはボケ担当の鬼瓦芸人


ではなく、前に俺が噛んで「さすが」を「かすが」と言ったことを真似している。本


当にこいつ、煽りスキル高いな。「おんぷ」は音符記号を使って気分の良さを表そう


としたのだろう。こいつは平安時代にいるのか…(困惑)。


「はいはいどーも、確か一週間後だよな。誰からにするんだ?。」



兎にも角にも、俺がこいつと一緒にいるのには理由がある。そう、『あのこと』だ。


この高校で最も伝統的で格式を重んじる行事、



『生徒会総選挙』



俺と凛は生徒会長と副生徒会長になるためにこれに出るのだ。



間空けて尺稼ぎしてるように思えるかもしれないが、違うんだって!半端ないって!


この行事!。


この有栖高校の生徒会長とは、他の一般的な高校のそれとは別次元のものなのだ。


有栖高校は日本で最高峰の高校であり、学力だけでなく、運動能力、知力、財力、統


率力、そして『能力』6つから判断して入試を実施する。(人間力があったら間違いな


く凛はここにいないだろう)



当然、選ばれたエリートしか入ることはできない。そこで生徒会長という頂点に君臨


するということは、どういうことか容易に想像がつくだろう。生徒会長=人生の勝


ち組 である。



「うーん、やっぱり会計委員の斎藤さん?。」



そして、選挙の方法はこれまた他の一般的な高校と違っている。



簡単に言うと、生徒会役員と闘うのだ。



そして、生身で馬鹿みたいに闘うわけではない。『能力』を使うのだ。



『能力』とは何かというと難しいが、この世界では希少な存在として知られている。


この世界の人口の0.001%の人間が何かしらの『能力』を持っている。


フォークを曲げたり、空を飛んだり、透明になったりと様々だ。


これは世界でも既知の事実であり、有栖高校はこれの保持を最低条件としている。



「正直、お前のとは相性が悪いんじゃないか?」



一週間に一度、候補者達は一ペアにつき一つの生徒会役員と闘うことができ、生徒会


長、副生徒会長を除いたすべての生徒会役員が敗北したとき、倒した生徒会役員の数


が最も多いペアが生徒会会長、副生徒会長に勝負を挑める。



勝利したとき初めて生徒会長になることができるのだ。



ちなみに彼女はアスナにn…ではなく、ちなみに現生徒会長は5年連続で生徒会長をし


ている。つまり、まけていないのだ。5年も。



「勝たなきゃ、意味ないよ」



分かりにくいネタばっかり詰め込んでくるこいつは、本当に鬱陶しいが、俺は残念な


がら、こいつと共に化け物達と闘うしかないんだ。



俺はとりあえず少年漫画みたいに拳を握りしめた。




ーー全く意味なかったけど…。












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。