それからの夢
夢を見た。相当変わった夢だ。首元から巨木の生えた巨人と紅の眼をした大蠍が現れ、追い掛け回されて、その先で青い色をした小川を飛び越えた。平穏が訪れ、目の前に広がった夜の砂漠をひたすら進み、砂漠から下りて海岸線をしばらく歩くと、今度は隣の斜面が一面の草地に。登っていくと、眼前には草原が広がっていた。その後も夢は続くが、長くなるのでこのあたりにしておこうと思う。
この夢を見たのはかなり最近のことだ。具体的に言うと、二〇一七年の五月二十一日。昼寝をしていたら見たのだった。
草原に関係するとはいえさて、この経験がここに記すほどのまた右のように具体的日時を覚えるほどに重要な体験であったのかというと、それは明確な返事ができそうにはない。ただ言えることは、私がこれを見、目を覚ました時、抑えきれないほどの多幸感と興奮を得たこと。そして、それを忘れないようにとその内容の仔細を記述し、保存していたことから、大小問わず私にとってある種の重要性をもつものであったということだけは言えると思う。そのうえ私の友人のうちある程度の人数がこの夢の内容を知っている。なぜかというと、妙に高まっていた私が、SNSに全てぶちまけたからだ。この幸せをシェアしたいんだ!なんて狂気じみていると今でこそ思うのだが、その思惑とは裏腹にストーリーとしてはそこそこ反響があった。
そんなことがあって間も無く、私はかねてから友人と画策していた計画を実行に移そうとしていた。もしかしたらこの夢が、最後の後押しになったのかもしれない。
※この夢についてはツイッター(@1362gs)の固定ツイートに詳しく