螺旋都
今はちょうど2時30分
良く晴れた天晴が特徴なこの街は、古代の文明、伝説を取り扱う
名を”螺旋都”という
一応の都会街。でもビルの最上階からは海も見える
海は真っ青、空も真っ青
まるで鏡のように・・・・
汚れの知らない青は、赤よりも人気がある
でも主役がいつも赤なのは、そのほうが色的に目立つからではないかと、
自分の勝手な推測だ
というよりも、前に見た本に載っていたような気がする
そうだ、これを見たんだ本で。そして、思ったんだ
『自分に似てる』と
なにが?
そりゃ、”赤色”が。
今僕が立っているのは螺旋都内の港。
先ほどここへついたばっかりだ
過ぎ行く人々の中、僕は立ち止まり様子を伺う
誰か後をつけていないかどうか。
「そんなに見張んなくても大丈夫だよ?」
「念のためさ。」
念には念を、ね。
先ほどからの僕の行動に、ウジナは気が付いて言ってきた
「ね、どっか宿を取らないとね。どうする?一応別々の部屋にしとく?」
「ううん、いい。大丈夫だよ2人部屋で。」
ま、いいか。別にやましい事する訳でもないし
そう解釈してその話は終わった
「そういえば、ここに来た訳は?」
「あぁ、ちょっと知人に会いに・・・・今、転勤してるらしいんだ。それがここだって訳。」
「誰?」
ちょっとした知人、それは懐かしき僕の”親鳥”
「黒魔術師の”ハヤレ”。」
そして、裏の世界の人気者
というよりも、恐れられている。
何たって、気に入らない奴は、即、黒魔術の餌食だからね
「あぁ、黒魔術師のハヤレか・・・・・・・・私も久しぶりに会いたいよ。」
「なに?知り合いだったりする?」
「うん、まぁ一応。」
やっぱり・・・
ハヤレさんの好みは少し変わっているらしい、
例をあげると、僕とか、ウジナとかそこらもろもろ
「ハヤレにあって何をするの?」
「ん?あ、調査リスト貰いに行くんだ」
何のかって?
体質者ランクC患者死亡者リスト
あと、それなりの武器とかの調整してもらおう・・・・・
僕とウジナは2人で街の中へ入っていく
その後にすぐ近くに奴らがいるのを知らずに
「ここが、螺旋都・・・・」
「うっわー凄い混んでるわね〜此処。」
「ソヤ、あまりはしゃぎすぎないように。」
「はいはい、わかってますよーかん!」
「っと、ヨクに電話しなきゃ、《ピッピッピ》〜♪〜♪・・・あっ、ヨク?私、”ルエ”だけど・・―――」