表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻と真実  作者: シヲ
3/37

永久なる夕闇

そこは辺り一面夕景色。


  オレンジ色の太陽が今にも地に潜り込みそうだ。


 ここは1日中ずっと穏やかな世界。


 ”永久なる夕闇”  これが街の名称だ。


誰がつけたのかは知らないが、とても良いネーミングセンスだと思う。


  この街には七不思議がある。


 それを探すのが僕の仕事であり、遊びだ。





目を開けると其処はベッドの上だった。


  時計を見ると10と書かれた字のところを鋭く短い針がさしている。


 いつもならもっと遅く起きるのに、


きっと変な夢を見たせいだ。


 すると隣の棚の上から奇妙な機械音が聞こえる。


 僕はそれを手に取り画面を見た。



【メール4通】



 まぁ、この内の3件は何時もの挨拶コールだろう。


 じゃあもう1件は?


「・・・・・」



  やばい、すっかり忘れてた。


 今日はリオと約束してたんだった。



僕は急いでメールを返信する。


それからメールが来るのに時間は掛からなかった。



 だってその内容が   【11時 駅前広場で待つ】


   それだけだったからだ。


 あいつを怒らせるとかなり厄介だ。


 僕はすばやく準備をし始めた。






外に出ると其処には幾つもの店や家が敷き詰められている。


  この街の特徴は3つある。


 1つはこの家と店の造り、そして道の造り。


 2つはこの街の最上階の突き当たりにある駅。


 そして最後の1つは、大きな時計塔があることだ。


この時計塔にはいろんな”七不思議”が詰まっている。


  と言っても此処だけじゃないけど。


僕は見慣れすぎてしまった退屈な道をうとうとしながら歩いていった。


人はそんなに外に出ていない、

    

  それは、この街が少し特殊だから。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ