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幻と真実  作者: シヲ
27/37

幻想的

ハァ ハァ


「う、裏切ったな!!!?」



吐き気がする。


裏切った?その言葉、君が使っていい言葉じゃないよ。



「っひ、し、死んでやる死んでやる死んでやる死んでやる死んでやる!!!!」



あっそ、死ねば?


死んでいいよ。さぁ、早く。



「どうしたの?死なないの?じゃぁ、殺してあげようか?」



こんな汚い人間なんか、この世界にいらない。


どうせなら、死んでくれたほうがマシ。



「い、嫌だ!!殺さないで殺さないで殺さないでぇぇええ!!!!!!!!」



・・・・・うるさいなぁ、僕、うるさい奴嫌いなんだよね。


・・・・・・・でも、さっき自分から死のうとしてたご褒美に、・・・自分で死なせてあげる。





「はい、これ。」




ニコッと効果音がつきそうな笑顔であるものを渡す。




「え・・・?これ・・は?」


「え?そんなのもわかんない?どっからどう見ても”チェーンソー”でしょ?」




ほら、電動式だからよくきれるよ。

有り難く思ってよね?





「さ、これで腕斬って。もちろん両腕ね。それまで死んじゃダメだよ?」


「あ、あぁあ、助けてぇ!嫌ァァあ!死にたく無いのぉぉ!!おねが『ガガガガガザシュブシュッ』ぎ、ぎゃゃゃあああああああああああ!!!!!!!!!」



「嗚呼、右腕取れたね。じゃぁ、次は左。」



「ガハッ!!びゃ、びゃべべぇぇええええ!!!!『ギャシャンッ』あ、ああああぁぁあ」



うわ〜芸術的・・・・綺麗だよ。とても、ね。




君の血が真っ赤なドレスのように、幻想的な色を作ってる。





「あああぁぁぁ、ぁ、、、あぁ、、ぁ、ぁ、、、、、、ブチャッ」






あ〜あ、死んじゃった。もうちょっと生きて苦しむ姿を見たかったけど・・・・・・しょうがないかぁ〜。


せっかく僕が自分自身で死んでいいよって言ったのにさ、可哀想にねぇ?



さようなら、”名無しさん”。






「もうすぐ、もうすだ。あと少しで、僕は・・・・・―――」




この街の”たそがれ”は悲しいくらいに幻想的だった。




(いっそ壊したい、そんな衝動にかけられた)





誰だかわかるかな・・・?


名無しさんって言えば・・・??

・・・・はい、あ、一応さっき殺されちゃった人は女の人です。親が2人とも殺されて、兄弟も交通事故で亡くなって、唯一の恋人も自殺してしまった、悲劇の塊のような人です。で、そこにある人が現われて、騙されて殺された、と、言うわけです!

あぁ、なにやら長くなってしまいました!;


それでは、これからも「幻と真実」をお願いします!

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