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幻と真実  作者: シヲ
23/37

真実に向かって

「い、いや・・・いやぁぁああぁぁああああ!!!!」



ザシュ ブチョッ



「ぐ、ぐああぁぁああぁあ!!!!!!!!」




突然、カカが嘆きだした。



瞑っていた目をそーと開けてみる。


そこには2人の少女が立っていた。


「うっわーコイツもう駄目じゃね?ランクCまでいっちゃったよ、絶対。」


「・・・そうね、じゃあ早いとこ終わらせましょ。」



そういうと次は早かった。


まず、1人目の活発そうな髪の長い少女が攻撃を繰り出し、最後に2人目の冷静そうな髪の短い少女がとどめをさしていた。



すると彼女たちはこっちに近づいてきた。


「あんた大丈夫〜?結構追い詰められてたけど〜。」


「・・・怪我はないみたいね。さ、いきましょ、此処に長居は無用よ。」


「え?は、え?」



かくして私はこの個性的な2人の少女に連行された。




コト・・


「はい、どうぞ。」


「あ、ありがとう。」



ここはこの2人、いや、ソヤとヨウカの部屋らしい。


2人ともこの街の住人じゃないらしく、彼女らもまた、永久の夕闇から『ナゼン』の事について情報を得るために旅をしているとの事。



「あ、あの、何で今日はまたあんな場所に居たんですか?」


「はぁ?そりゃあんた、ヨウカの体質に決まってんじゃない!」


「・・・ソヤ、別に決まってるわけじゃないわ・・・。・・・そうね、今日私たちがあの場に居合わせたのは、私の体質とでも言っておきましょうか。」


「え・・?ヨウカは体質持ちなの?ソヤも・・?」


「そうに決まってるけど!だって私たち体質持ちが通う学校に居たのよ?そこでもトップクラスの”ランクA”なんだから!」



そういえば、さっきから、ランクAとかCとか・・なんなんだろう・・・。


「・・・威張る事じゃ無いわ。・・・・ルエ、アナタも確か体質者なのよね?どういった体質かしら?」


「え・・?ん〜・・と、直感する事が出来るの。・・・ねぇ、カカ・・・はどうしたの?彼に、一体何が・・・!!」



「アイツは、もう手遅れだったのよ!」


ソヤがキッパリと言い放った。



「・・・そう、彼はもう行き過ぎた。そして、ランクCと化してしまった。」



それから、私はソヤとヨウカからいろんな事を聞いた。


ランク分けの事、カカが豹変したのはナゼンの所為だと言う事、そして何より驚いたのが、彼女らはナゼンの親友だと言う事。


ナゼン・・・君と私は全然似てないよ。でも、とっても似てるね・・・。


似てるからこそ・・・君の心は大丈夫?私はもう大丈夫。


私も君に会いたいから、会いにいくよ。真実に向かって。


走り出す勇気はまだ無い。だけど、降り注ぐ事なら出来る・・・。




そう、  ”ゆき”のようにね・・・・。



 



はい!ここでルエ視点は(一応)終わりです!

さてさて?次回からは誰視点でしょうか〜

お楽しみに!!!

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