時の部屋
少しグロい表現を使ってるかも知れません。
それでもいいよという方はどうぞ!
「じゃあ この作戦でお願いね。」
「はいはい。」
僕とリオは今 時計塔の入り口付近に立っている。
神祭は、時計塔の中にある”時の神”に祈りを捧げるというこの街の三大行事の内の1つである。
一般の人は立ち入り禁止というのが、今回の難点だ。
「よっと。」
「うしっ、いくぜ!」
だっ
作戦というのは、時計塔の裏入り口から”時の部屋”へ一直線に全力疾走するということだ。
しかし、何故か走ってる間に誰にも会わなかったのだ。
この時、気づいてればあんな惨劇にはならなかったのに・・・。
そんな深く考えないで走っていくと、大きなドアの部屋があった。
そして、大きいと同時にここが神の奉られる場所。
「ここだよな?案外簡単に着いたな・・・。」
「うん。気味悪いくらいにね・・・・。」
「・・・・・うしっ。開けるぞ。」
「・・・・・・うん。」
ギィ―――とドアの開く音が木霊する。
恐る恐る中を覗いてみると、そこにはありえない光景があった。
「な、なにこれ・・・・・・」
「どう・・・なってんだ・・・・?」
元々白かった床や壁、家具が今は赤色に染まっている。
そして・・・・――――
下の方に、司教と呼ばれる人達らしき死体が転がっていた。
よく見てみると、みんな目と内臓が抉り取られている。
と、横の方でうめき声が聞こえた。
「あ・・・ああ・・う・・・あ」
「! リオ、この人まだ生きてる。」
「おい!しっかりしろ!一体何があったんだ!?」
「あ・・あ゛あ・・ぐあ゛・・ズゲ・・ダ・・ズゲ・・・・デェ・・」
「・・・・生きてるのはあんただけなの?」
「あ・・・奥に・・・・神官・・様・・がぁ・・・・・グブッ!」
コロンコロンコロ・・・ン・・・―――
男のもう片方の目が顔から取れ、その場で屍となった。
「・・・死んだ・・・。」
リオが悲しそうに目を閉じる。
「一体誰が・・・」
「とにかく、奥へ行くぞ。」
え〜と、リオの家族構成言いますね。
叔父 叔母 母 父 兄 姉 弟 妹 甥 です!
むふふ、見ての通り・・・大家族です!
甥は兄のほうので。
後々この内の2人は必ず出てきます!お楽しみに〜☆