運命的な出逢いを一度でもした事がある人は、僕が言いたい事分かるよね?
”運命的な出逢いを一度でもした事がある人は、僕が言いたい事分かるよね?“
この日、仲がいい女友達が他の友達も呼んでるからと言って連れて来たのが
この男性だった。
正直、こういう男性は少し”癖が強いのか? 面倒くさいタイプの男性
だと思い私は今まで関わって来なかったのだが、、、。“
まさかこんな形で出くわすとは?
・・・私と仲がいい女友達は凄くいい子で!
なかなか自分の気持ちを上手く言えないでいた。
そんな私を見て、この男性がグイグイ私に私が聞かれたくない話を
デリカシーもなくズケズケと聞いてくるの!
『”ミツナは俺のことどう思う?“』
『好きな男のタイプは?』
『俺みたいな男と付き合えたりする?』
『彼氏居ないよね?』
『好きな男は?』
『・・・・・・』
『あのさ、デリカシーなさすぎじゃない?』
『はぁ!? 美絵は黙っててくれる? 今はミツナに俺は聞いてるんだよ!』
『みっちゃんが困ってるでしょ! 本当にごめんね。』
『・・・あぁ、ううん、』
・・・ふたりは幼馴染で子供の頃からずっと仲がいいらしいのだ。
でも? こんな性格の男性とこんな素敵な女の子が仲がいいなんて
話を聞いてても、未だに私は信じられないでいた。
ただふたりで喋ている姿を見ていると? 本当に仲がいいんだろうと
思う時もあった。
『”それでね? 運命的な出逢いを一度でもした事がある人は、そういう
男とまた出逢えるって事なんだけど、僕が言いたい事分かるよね?“』
『・・・まあ、言いたい事は、』
『”だからこれも運命だよ! 俺とミツナは運命の出逢いを果たしたんだ!“』
『・・・そ、それは違うと思うけど、』
『いや、俺の運命の女性はミツナなんだ!』
『だから違うんだって、』
『えぇ!? ひょっとして、みっちゃんもう運命の男性と出逢ってんの?』
『・・・実は、そうなんだよね。』
『”いや? そいつは違うよ、俺がミツナの運命の男だ!“』
『はいはい、一人で言ってろ。』
『実はね? 来週、彼と結婚する事になっててさ。』
『はぁ!? 嘘だろう!?』
『”みっちゃん、おめでとう~“』
『ありがとう~!』
『・・・ふ、ふざけんなよ、』
『”私の運命の男性は彼だって分かっててね、これもステキな出逢い
なんだなって本気で想ってるの!“』
『なんだよ、のろけか?』
『そんな事言わないで、”おめでとう”の一言も言えない訳?』
『・・・お、おめでとう、』
『”ありがとう、ステキな女性見つけてね。“』
『・・・・・・』
・・・あっけなく彼は私と出会って45分でフラれる。
凄く私から聞かされた時はショックな顔をしていたけど、
お酒を飲みだすとケロッと直ぐに切り替えていたけどね。
まあ、彼にもステキな女性が見つかればいいのだけど?
いや? ”もう既に彼は運命の女性と出逢ってるじゃない!“
私は思わず、二人にそう言ってしまった!
そしたら? 二人はお互い顔を見合わせて、いやいやと言いながらも
まんざらでもない感じだった。
*
・・・私は運命の彼と結婚して、同じ頃。
あの二人も”交際をスタートさせていたみたい!“
幼馴染で物凄く近くに居たから、気づかなかったのかもしれない。
”嘘みたいな話だけど本当の話になったおはなし。“
キッカケさえ作ってあげれば、”案外うまくいくのかもしれないわ。“
取りあえず、私の大好きな女友達の彼女が幸せになってくれさえすれば、
私も少しは安心かなと想っているのよね。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




