いつもの人 ３
タイピンを落として数日後
慎也は、会社でリモート会議をしていた
「では、この件は末日でこちらに変更でおねがいします。」
「承知しました。後ほど確認のデータを送りますので確認お願いします。」
会議終了後イスに深く座り込んだ
「ふぅ...やっと終わった....」
会議室を出て自分のデスクに戻った。
そしてデスクに置かれたメモを発見した
「んっ？00社から？」
メモの内容は
（先日の件で確認、本日中の連絡希望）
時間は、昼休みまで時間があった
「えーと...今連絡するか」
電話を手に取り連絡した
「お電話ありがとうございます。00社でございます」
”あっこの声もしかして”
慎也の電話に出たのは優菜だった
「お世話になってます。00会社の長井と申します。」
「00さんにおつなぎ願いたいのですがよろしいでしょうか」
「はいかしこまりました、少々お待ちください」
優菜が答えた後、保留音が流れた
”電話だからか普段とは違う声でびっくりしたな”
”やっぱり容姿もいいからか声もいいな”
心でつぶやき終わった瞬間
「はい、00です。」
”あっいけね”
「００の長井です。契約の件でお電話いただきその件で」
「あぁ折り返しすみません。実は...」
電話の内容は先日の取引での確認と追加内容の確認だった
「かしこまりました、追加の件は上に確認して再度連絡します」
「ありがとうございます。よろしくです。」
「では失礼...」
「あっ長井さん最後にごめんなさい」
「はい？」
「先日うちに来た際にタイピン落とされましたよね？」
「あぁもしかしてそちらに...」
「うちの受付が預かってますので今度来た時受け取ってください」
「承知しました、では失礼します」
電話を切り、上司に追加の案件の確認を行った
”タイピン”あそこで落としたか”
”あの日だと...谷内さんが預かっているのか”
”今度行ったらあいさつしなきゃだな”
慎也は心でつぶやき決心した。
そして、追加案件はまとまったのでメールで送信した
