表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

いつもの人 2

”今日も来たなあの人...”


優菜は、担当者と慎也を見送った


”あの人、いつも見る気がするな...”


”たまに話したり話かけられたりするけどよく知らないよなぁ”


優菜は心でつぶやいた


「谷内さん、誰か来た?」


優菜の上司が声をかけた


「あっoo会社の..長井さん?が来ました」


「あぁ今日来たんだ、がんばるねぇあの人も、あっそうそうでさー」


少々気になるいい素振りだったが、その他の業務の話を話した


”がんばるねぇ...って言ってたけどなにかあったのかな?”


また心でつぶやいた


しばらくたって、慎也が担当者と出できた


「いやぁよかったです、無事話が進んで助かりました」


「まさかあそこであれを出すとは...私は驚きましたよ」


「いえいえ、いつも無理聞いてもらってますんでお役に立ててよかったです」


話の様子から二人もしくは二社との間での仕事が


纏ったのだろう。


"あの人珍しく陽気だな"


二人は、受付に向かい


「では長井さん今後もよろしくお願します。」


「こちらもよろしくお願いします」


「あっお帰りの手続きはこちらでやっておくので」


「ではお言葉に甘えて」


二人は談笑し、慎也は社を後にした


だがすぐに


「あっあの人忘れ物してる!」


優菜は床に落ちていた


慎也の忘れ物であるタイピンに気が付いた


「うそ!やっべもう行っちゃったよ...」


男は一度会社を出たが慎也の姿が見えなかったようすだった


「悪いけど谷内さん預かっといて!俺だとまた無くしそうだから」


「えぇ...私がですか...」


「頼むよ!ごめん戻らないと!んじゃ!」


「あっちょっと!」


男は自分の部署に駆け足で戻った


「預かってって...簡単に言うけど...」


そう呟きながらタイピンを保管した


”でもこのタイピン珍しい色だな”


”どこで買うんだろうこういうのって”


”もしかして彼女...”


「っていてもおかしくないか!」


心と声でつぶやき仕事に戻った



ちなみに慎也は,電車内で紛失に気が付き


"やっべ!タイピンどっか行った!どこ行った!"


"あぁショック...仕方ない諦めるか...."


少し気分が落ちた様子で会社に戻った


”っまあの人に会えたからとりあえずはいいか”


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ