温水シャワー
(8/8)
七夕の翌日、皆で朝ごはんを食べているときに、コンラッドが言った。
「物は相談だが、ゴンがモフモフになったので、夏場は外で体を洗ってやりたい。
そこで ゴンの体が大きくなっても大丈夫なように、屋外温水シャワーを作ってやりたいのだが。」
「いっそ 成龍や家畜たちの体が洗えるくらいの規模の噴水池にしたらどうだい?」ミューズ
「それだけの規模を維持できるだけの温泉源があるのかな?」スカイ
「だから シャワー方式にするのだ」コンラッド
でも 大人の龍の体が洗えるくらいの洗い場を作るとしたら、タイルはどうするんだい?」ボロン
「そこが 検討事項なんだ」コンラッド
・・・・
話し合いの結果、ドラゴンクランとして 何人かの職員を雇用することになった、
その者達が タイルを確保し、タイル張りなどの作業をし、龍の草原での暮らしになじめそうなら、そのまま定住する予定だ。もちろん秘密厳守で。
その人員に関しては コンラッドにあてがあるらしい。
身元はあかせぬが 信頼のできる人間だということだ。
「コンラッドが 全責任をもって 身元保証してくれるなら 受け入れを検討してもいいかな」ミューズ
「もちろん ゴンや僕たちクランメンバーのみならず家畜たちとの相性がよければだけど」ボロン
「そこは 重要だな」コンラッド
「その人たちが ここに来る前の暮らしにかかわっていた人たちと トラブルがないことを確約してもらう必要がある」スカイ
「そこも 保証する」コンラッド
「まるく おさまるといいですね」清明
「お主も遠慮せず クラン運営について発言してよいのだぞ」コンラッド
「お気遣いありがとうございます。
しかし 判断のつかないことについては具体的な意見が言えませんので」清明
・・・
このようにして 第1回七夕まつりは終わり、スカイと清明は 自分達のくらし(人間の世界)に帰って行った。
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