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第7話 出会い

原神やろうと思ったら、何故かダウンロード出来なかったので大人しく小説書いてました……ちくしょう……原神やりたい……



「お姉ちゃんと一緒にゲーム……?」

「そう!どう?やってみない?」


 姉が言ってることを理解するのに少し時間がかかった。姉は毎日家に帰ってから夜遅くまでゲームをしているほどのゲーマーだ。だから、別にゲームを勧めてくるのはおかしいことではない。しかし、姉がこれまで1度もゲームを勧めてきたことはない。どうして急に……?


「まあ、やっても良いならやりたいけど……多分足手まといになるよ?」

「へーきへーき!レベリングとか手伝ってあげるから!」

「だったら……ちょっとだけやってみようかな」

「本当!?じゃ、早速設定してくるね!ちょっと待ってて!」


 そう言い残して、姉は自分の部屋に箱を持って向かっていった。……手伝わなくてもいいかな、足手まといになりそうだし。この世界の機械は複雑すぎておじいちゃんには理解出来ないよ……。(※中学生です)


 本(ちなみにこの世界には電子書籍しかない)を読みながら暇を潰していると、ちょうど一冊読み終えたあたりで声がかかった。……いや、早くね?普通、セットアップに3時間くらいかかるって聞いてたんだけど……。1人で、1時間半くらいで、しかも2台って……。まあ姉の人外っぷりは今に始まった事ではないのでスルーする。


「出来たよ!あとは体をスキャンするだけかな」

「ありがとう、お姉ちゃん」

「全然いいよ、誘ったのは私だし。それよりも、1つ言っておくことがあるんだけど」

「どうしたの?」

「最初に招待コードを入力する画面が出てくるから、そこでこれ入力してくれる?」


 そう言って姉は6桁の数字が書かれた紙を渡してくる。なんだろう、これ。


「やれば分かるよ。それじゃ、早速ゲームやろ!」


 そう言って姉は部屋を出ていった。……ってちょっと待って!


「ちょっと待って!お姉ちゃん!ゲームの中でどうやって待ち合わせるの?……って聞こえないか……」


 ゲーム好きの姉のことだし、ゲームを早くやりたくて待ちきれなかったのだろう。かく言う自分も結構興奮している。何せ前世から憧れていたVRMMORPGをやることが出来るのだ。楽しみでしょうがない。一応前世の時にもフルダイブの技術はそう遠くない未来に実現できると聞いたことはあるけど、こう、実物を目の前にするとなんか感動する。


 ちなみに、VRゴーグルはヘルメットのような形をしていて、ちょうど頭全体を覆う感じになっている。また、電極みたいなものが伸びていて、胸に貼ることによって心拍数を測って危険があれば中断されるようになっている。胸以外にも沢山の場所に貼らないといけないが、それは設定の時だけで、普段遊ぶ時には必要ないらしい。


 説明書の通りに体の至る場所に電極を貼り付け、ゴーグルを被ると、何やら音声が聞こえてきた。


『身体情報をスキャンします。仰向けの体勢になってしばらくお待ちください』


 指示通りにベットの上に仰向けになる。スキャンしている間は暇だから寝てようと思った時、目の前にスクリーンが現れた。えっ!?なにこれ!目の前には薄いガラスのようなものしかなかった筈だ。なのに視界いっぱいに画面が現れて……動画が再生されてる!?これはおそらくこのゲームのPVだろう。


 正五角形のような形の島を上から上から見渡す感じのアングルとなっている。これは……ゲームの中の世界だろうか。五角形の各頂点に建物が見えるからそこに町があるのだろう。真ん中は雲がかかっていて見えない。これが偶然かわざとかは知らないが、もしここが意図的に隠されていたとしたら、おそらくストーリーに大きく関わっていくのかもしれない。……って考えすぎかな……。今は単純にゲームを楽しむとしよう。


 その後も映像は続き、街の風景、モンスター、そして、おそらくテストプレイ時のだと思うが実際に6人パーティでボスと闘っている動画が流れた。そして、動画が終わると同時に体のスキャンが終わった。


 ……マジでかっこよかった!特に戦闘シーン!このゲームには魔法があるのだが、どんな感じで表現されるのだろうかと思ったら、プレイヤーが魔法の名前を唱えた瞬間に、構えた杖から魔法陣が出てきて、その魔法陣に周りから力が集まってくるような演出が終わった後に魔法が発動するという感じだった。正直予想を遥かに超えていてとても驚いている。


 それに、武器もとてもかっこよかった!おそらくスキルにようなものだと思うが、敵を攻撃する瞬間に蛍光色に光っているのはとてもかっこよかった。……ただ近接戦闘は反射神経を求められそうだから辞めようかな……おじいちゃんには(ry


 しばらく余韻に浸っていると、また機械質な声が聞こえてきた。


『スキャンが完了しました。このままゲームを始めますか?」


 当然始めるに決まっているだろう。興奮しすぎて心臓が飛び出しそうだ。……心拍数大丈夫かな……引っかからないよね……?早くゲームをやりたい自分は、なんの迷いもなく表示が出た瞬間に『はい』を選択した。

ホロライブENにハマりそうでやばい

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