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第3話 小1〜中3

この物語のメインはやっぱりゲームだし、ゲームをやる前の話はなるべく早く終わらせたいので日記形式にしました。ちょっと見づらいです……


あと、前回予約投稿ミスった……

X月X日

今日から日記をつけようと思う。何を書けば良いか分からないけど、自分は飽きやすいから何かを続けて継続する力をつけたい。継続は力なり、知らんけど。


目指せ完璧な人間!



X月X日


今日は小学校の入学式があった。とりあえずコミュ障を治したい。この先他の人と話していく自信がない。あと、勉強も心配だ。やっぱり頼られるような人は勉強も完璧なイメージがあるから勉強できる人を目指したい。


でも、勉強だけではない。料理だって出来るようになりたいし、運動だって出来るようになりたい。運動に関しては外でみんなと遊んでいればある程度体力がつくと思うけど、料理に関しては前世で何かやっていた記憶もないし、親から習おうと思ったら流石に幼すぎるし。


だから、まずは勉強とコミュニケーションをどうにかしたい。



X月X日


小学校3年生になった。クラスメイトの話も大分理解できるようになった。やっぱり幼稚園生とかだと舌足らずだったり、常識では測れないような考え方だったりして話すのがとても大変だった。


それはそうと、この年齢にもなるとクラスで誰が人気なのか、人望があるかとかを気にするようになった。スクールカーストとまではいかなくとも自分の立ち位置をだんだんみんなも気にするようになったと思う。自分が気にしすぎなだけかも知れないけど……。自分は頑張ってみんなと積極的に話したり、していたおかげでそれなりに上の方にいると思う。学校のテストも100点取ってるし、やっぱり美少女だからね!


ただ、心配なのが来週から算数の授業が数学に変わるということだ。前世に比べて教育水準がかなり高いとは思っていたが、その中でも特に数学の進度がかなり早い。おそらく、技術の発達によって暗記の重要性が下がって、思考力が求められるようになったのだと思うが、あまりにも早すぎる。元々数学が得意なわけではないので、もしかしたら、今の成績を維持しようと思ったら、ゲームをする時間を減らして勉強する時間にする必要があるかもしれない。日々の楽しみが……



X月X日


小学校5年生になった。勉強のことを考えすぎて親に「何か欲しいものある?」と聞かれて、咄嗟に「参考書!」と答えてしまった……いくらなんでも勉強好きすぎるだろ……。


交友関係を保ちながら成績を維持するのがとても辛くなってきた。昨日初めて学校のテストで100点を逃してしまったし、数学以外の教科も中学レベルに入ってしまいとても大変になった。前世でもっと勉強しておけば良かった……。


あと、中学受験をすることにした。理由は簡単で、そっちの方がかっこいいからだ。公立の中学校に通ってる女の子と中高一貫校に通っている女の子、どちらが頭良さそうに見えるか、当然後者だろう。要は、ただの自分の嗜好だ。それに高校受験は面倒くさいしだし。ちなみに、受けようと思っている学校は電車で30分くらいのところにある私立の学校で、偏差値が高くも低くもない、いわゆる中堅校に分類される学校だ。この学校の入試問題を見たら、難易度は難しすぎるわけではなく、どちらかというと、スピードと正確さが求められるような問題だった。今の自分でも解けるようなレベルではないが、1年間くらい死ぬ気で頑張れば満点取れそうだ。また、この学校には特待の制度があり、それがとても素晴らしいのだ。入学費や設備費など、様々な費用を学校が負担してくるので、学校を通う時に払うお金は交通費くらいしかない。流石に私立はお金がかかるので親に申し訳ない。でも、お金がほとんどかからないのでその心配はない。ただ、当然特待を狙うとなるととてもレベルが跳ね上がる。


でも、理想に近づきたいから頑張る!絶対受かってみせる!



X月X日


受かった。ちゃんと特待で、しかも主席で!!!平日10時間、休日18時間勉強とかいう前世では考えられないような生活を続けていたら、ある時授業中に寝てしまった。いくら睡眠が不要とはいえ流石にやりすぎた……。このことから、いくらこの体が凄かったとしても、睡眠をある程度は取らないと疲労が溜まってしまう、ということが分かった。確かに、お願いの内容も「どんな生活を送っていても健康でいられる体」だったし、肉体的な疲労はカバーできても精神的な疲労まではカバー出来ないということだろう。もしかしたら、病気とかに罹らないだけで疲労は溜まっていくシステムなのかも知れない。いずれにせよ、この生活を続けていたらいずれ死にそうだったので1日4時間は寝るようにした。


この1年間クラスメイトからの誘いを全て断っていたので嫌なやつだと思われないか心配だったけど、みんな、自分が受験をするということを理解してくれて、受け入れてくれた。応援もしてくれたり、とても優しい人たちだった。中学受験をすることは自分で決めたことだが、みんなと別れるのは少し寂しい……。でもこの1年間これだけ頑張ったのだから、今更夢を諦めるつもりはない。


あと2か月くらい、みんなと……いや、友達と楽しい時間を過ごして、沢山思い出を残したい。


多分、遊べるのはこれで最後だから。



X月X日


中学一年生になった。周りに知らない人ばかりで少し心細かったけど、うまく溶け込めたと思う。顔の良さには自信があったし、首席だったこともあって知名度もそこそこあったから積極的に声をかけてみた。自己紹介も当たり障りなく、趣味は料理です!って答えたし、死ぬ気で他の人の名前と趣味を覚えたこともあっておそらく好感度はそこそこ高いと思う。SNSのクラスのチャットのグループも自分が作ったし、クラス委員も自分になったし中学デビューは成功だと思う。


ただ、陰口を言われていないかだけ心配だ。結構目立ってる自覚はあるし、反感を持たれていてもおかしくない。それに女子って陰口言いそうだし(偏見)。


勉強に関しては結構やばい。授業が小学校の時と内容の濃さがとても違って、授業の復習だけで3時間くらいかかってしまう。当然、他にもやることがあるため寝れるはずもなく、1日に3時間くらいしか寝てない。授業中眠くならないか心配だったけど授業はとても面白く集中して聞くことができた。特に物理の先生が面白い。物理には苦手意識があったけど、先生の説明は分かりやすく、すんなりと頭に入ってくる。でも、国語の先生はもう少し雑談を減らして欲しい。



X月X日


中学2年生になった。今通っている学校は中2から生徒会選挙に立候補することができ、先生やクラスメイトに勧められたこともあって自分も立候補することにした。多分当選すると思う。今年はなぜか立候補者が少ないらしく、定員ギリギリなため選挙というよりは信任投票になるらしい。信任投票は過半数の反対がなければ当選になるので、流石に自分が落ちることはないでしょ(フラグ)。


勉強は相変わらず寝る時間を削ってやっている。1つ失敗したのが、この間姉に夜中勉強しているところを見られてしまったことだ。自分が忙しく、最近姉と話せていなかったこともあって少し気まずかったがとても心配された。なんとか「宿題がすごく多くて今日は遅くまでやることになった」と誤魔化すことはできたが、姉は納得していないようだった。しばらく夜中の勉強を控えめにしたが、授業の復習が疎かになってしまったため2週間ぐらいで元の生活に戻った。姉はとても優しいので、「勉強で分からないところがあったらいつでも聞いてね!だからあまり夜更かししないようにね!」と言ってくれた。ただの天使だった。……天使ってことは両性g……やめておこう…絶対違うし。


一つ不安なのがある人からあまり好かれていないみたいなんだよね……。なんか睨まれてる気がするし、話しかけようとしてもスルーされるし……。はっ、もしかしてこれがいじめ……?お腹痛くなってきた……。



X月X日









もうだめだ、終わった。

次回、主人公死す!(死なないです)

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