第六話 Nasophilia
あの男を追わないといけない…しかし…
周りの人間が邪魔だ…
短機関銃を取り出す。
40発フルオート…
「じゃま」
そう言って、引き金を静かに引いた。
草刈感覚で、道が開いていく。
すぐに弾は尽きた。
銃を片付け、
拳銃と日本刀を取り出す。
一人一人、斬りつけ進む。
アイツに、近づいた。
駅を出て、歩道を走っていく。
「そこのお前!武器を捨て―」
「うるさい」
(バン!)
アイツは、息を切らし全速力だが、遅いな…先回りをしよう…
刀をしまい、街の小道を使い先回りをする。
いた…奴だ…
「久しぶりだな…」
俺は、そう言って走ってきたアイツをつかんだ。
名前は、確か山下だったか…
そんな山下が泣き散らす。
周りの注目もあり、警官も来ている…時間がない…俺は、山下をつかみ道路に出る。
さすがに、走行中の民間人も俺らを轢かないように、車を停車させる。
チャンスだ。
手始めに、一人で乗っていた運転手を撃ち殺す。
急いで、車の中に山下を押し込み、運転席に乗り込む。
多少、山下が暴れたため、思いっ切り水下を殴る。
苦しむうちに、車を走らせた。
―――――――
「起きろ」
そう言って、山下を殴りつける。
山下は、すでに赤酒商会におらず、その傘下であり、復讐相手バニーガールの副リーダーだそうだ…
「ひゃあああああ!」
「うるせぇなぁ…」
「何でもする!だからたしゅっ!たしゅけて」
「お前は本部がどこにあるかを知っているな?」
「おっ、お、お台場だ!」
「そうか、規模は?」
「200人!200人ぐらいだ!」
「そうか…この地図で正確な場所にマークしろ…」
そう言って、ペンを渡す…
「わかったわかった!」
山下が地図に記しをつけた…
そこは、お台場で有名な温泉旅館…
なるほど…
「ありがとな」
そういって、山下の顔面を思いっきり蹴り飛ばす…死んだか気を失ったか…まあどうでもいい…
また一歩近ずいた。
「なぁ! うちらの位置がばれた、アースだ! あの時の…待ってくれ オイ 頼む! まっー」