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化け物が生まれた  作者: クラゲ&ニファシスター&ミリタリー 
THE BROKEN
11/39

第三話 ハク セキレイ

400mの高さから、パラシュートなしで降下する。

軽量化した、紫の防弾チョッキと動きやすい軍服。


ベレッタとナイフは太ももに。

そして日本刀は背中に。


「こちら本部。レイ、作戦地域内の敵すべてを殲滅しろ。」

「…」

彼女がマリンホームの地面に触れたこの瞬間。

ジェームズが、彼女の姿を視認した瞬間。

日本が変わった。


レイは、ゆっくりと立ち上がった。

「なんだ!こいつは! 」

「空から!」

「かまわん!撃て!」

兵士たちが自動小銃をフルオートに変更して、リーンに向かい撃ち込む。

「撃ち方止め!撃ち方止め!」

「っな!」

数十人が一斉に撃ち込んだ弾丸は、一つもレイには、当たっていなかった。

「どうなっている! とりあえず撃ち込むんだ!」

再び銃を撃ち込もうとした瞬間、彼女の姿が消えた。

それは、瞬間移動なんかでは、なく。


一コマ前までは、居たはずなのに…消えたんだ。



「消えた!」

「うああああ!」

「どうした」

兵士たちが振り向くと、斬首された仲間が倒れている。



――――――――――――――――――――――――――

「何が起こっている。」

「彼女の名前は、ハク セキレイ CEO最大の戦力」

「最新のパワードスーツか!」

「いいえ 生身です。」

「そんなはずは… これは、人間の行動範囲をはるかに…」

――――――――――――――――――――――――――




400人いた増援兵が一分足らずで、死滅した。

彼らの首は、斬り落とされている。


一人の少女が佇み、返り血を顔に塗りたくる。

(ふぅ…)



















―眠猫部隊防衛線サイド―


硬直状態が続いている。

「レイがこちらに来るまで耐えろ!」

「了解!」

兵士たちが叫び始める。

「奴らが来た! 行くぞ!」

部隊全員は、銃を乱射して挟み撃ちをかけた。

「クソ! なんなんだこいつら―」

兵士たちが英語で嘆いている。

―――――――――――――――――――――――――

「全滅…だと?」

「どうでしょうか?」

「…一度 私は、帰国させてもらう…」

そういうと、ジェームス長官は、そそくさとその場を去っていく。

「大統領に報告せねば」

そう、彼は呟いていた。

―――――――――――――――――――――――――













三日後




施設内のメンバーは、疲れ切っていた。

「あぁ…ラーメン食いてえ 」

「確かに、言えてる。」

眠猫部隊の隊員が、畳の上で自堕落に過ごす。

  



犬甘と眠猫が射撃場で、銃を撃つ。

「お見事です! 隊長!」

的に、銃弾を的中させたことに感動した、犬甘が拍手をする。

隊長は、少し困った顔をして、

「動かない的には簡単に当てれるでしょ?」

「ですけど、フルオートであの命中率は、すごいですよ!」

「へぇ…」

そう眠猫が返すと、照れ隠しで再び銃を撃つ。






























――――――――――――――――――

「大統領…私です。」

「はい 彼らの力がどんなものか、見てまいりました」

――――――――――――――――――




























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