33 新たな魔法の作成
3話更新しています。31、32もあるのでご注意下さい。
カールが寝てから俺は様々な魔法を完成させた。
まずは致死ダメージ軽減魔法だ。
あらゆるダメージを軽減してくれる魔法で、ウードとマリーに説明したら、それならばと了承してもらえたので、カール含め魔法の更新をした。
マリーはあまり魔法に詳しくないので驚いてはいてもそこまでではないが、ウードは知り合いに魔法使いがいるらしくやはり物凄く驚く。
――最後にはうちの子は天才だと喜んでしまうのだが。
そして次に完成させたのはアイテムボックスだ。
アイテムボックスは無限に収納できて、内部は時間停止機能付きで、中に入れた物が一目で分かるアイテム一覧表付きだ。
出し入れもとても簡単で、基本的には俺の右手や左手が入り口なので、人前なんかではポケットに手を入れて小銭を出す振りをしてアイテムボックスから出したり、袋に手を入れて中から出したように見せたりとできる。
今は具現化して固定化させたデジタルカメラとプリンターを収納している。
実はあの後間違ってデジタルカメラを消してしまい、俺の大事な弟の写真が全て消えてしまったのだ。
俺は三十分ほど膝を抱えて泣いた。本気でショックだった。
まぁその後、二度と消してしまわないように、具現化した物を固定化する魔法を作ったのだ。
俺は再度完成したデジタルカメラにあどけなく眠るカールの写真を大量に収め、アイテムボックスにしまっている。
カールの写真は今後も収めていく所存!
後は完全無効化魔法だな。
まぁこれは文字通り、あらゆるダメージの完全無効化だ。
よほど強い相手でなければ使うことはないだろう。
残りは付与魔法と強化、補助系魔法だな。
付与魔法は基本的に武器への付与だ。
例えば剣なら、剣の刀身に炎や氷等の属性付与や、切れ味アップなどだ。
属性はこれで相手を切れば、例えば炎なら燃えたり火傷状態になったりする。
次が身体強化魔法だ。
これは単純に肉体能力の強化だな。
通常十の戦闘力として、これに強化魔法をかけると大体二倍の戦闘力になる。
つまり、十キロのダンベルしか持てない俺が、二十キロのダンベルを持てるようになるということだな。
当然パワーだけでなく速度やジャンプ力なども倍になる。
ただ、視力・聴覚・嗅覚・味覚などは強化範囲外だ。
この辺は強化するにしても個別であることが望ましい。
下手に強化しても逆にダメージになる場合もある。
例えば嗅覚だと、敵が臭かったり、その場が臭ければそれだけで大ダメージになる。
聴覚もそうだな、爆発音や大きな音は耳にダメージになる。
なので普通に肉体のみ強化だな。
お次が補助魔法だな。
これは普通に暗闇でも目が見えるようにする暗視魔法や、隠密効果をあげる隠密魔法、三十メートル以内であれば声に出さなくても会話できる通話魔法が今のところ作った魔法である。
必要があればまた作っていけばいいと思ってはいる。
俺は自身に鑑定魔法をかけ、魔法一覧を見てみた。
驚く程の数がずらずらと表示されている。
――俺はそっと鑑定魔法を消した。
見なかったことにしよう。
そして俺の魔法開発の夜は終わりを迎えた。
これだけ色々作っても使うのはきっとそんなに多くないんだろうなとは思いつつ俺も眠りについた。
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