その7
テント設営も無事終わり、辺りはだんだんと暗くなってきました。恋詠たちが切った野菜と奮発して買ったお肉をコンロに乗せ、いよいよバーベキューの始まりです。
「そういえば、なんでバーベキューなんだ? キャンプってカレーとかポトフとかのイメージなんだけど」
「え、キャンプってバーベキューとセットじゃないんですか!?」
「りあ先輩、多分イメージしてるキャンプにギャップがあります」
「キャンプだけに?」
「滑ったみたいにさせないでください! 全然シャレてないし!」
「玉ねぎ焼けたわよー」
「ほーいありがとう。やっぱBBQで食べる玉ねぎは最高だぜ!」
「りあ先輩、豚肉もできました!」
「わーいお肉だー」
「あんたの分は焼いてないわよ」
「そんな!?!?」
「はい恋詠ちゃん、代わりにピーマン焼けたわよー」
「いえその、ピーマンさんはその」
「恋詠、人参も焦げかかってるぞ」
「りあちゃんピーマンいかがですかーなんて」
「りあ先輩、恋詠用に焼いてたやつでよければお肉いかがですか」
「お、食う食う!」
「みんなどうしてなの! お肉! お肉ください!」
「自分で焼けば」
「ううっ、礼ちゃんが冷たい……ぐすっ……いいもん、マシュマロ焼くもん……」
「おい待て恋詠、金網のど真ん中にマシュマロをぶちまけるな! 肉と肉のすき間にマシュマロを詰めるな!」
「恋詠ちゃん、しいたけ焼けたわよー」
「その前にこの奇行を止めろー!」




