胎動3
会社で違う部署?の人から電話
「○○さんは・・・」
「今日休みです」
ガチャ
5分後、また電話
「○○さんがいないと伺ったんですけど・・・」
うん、僕が言ったからね
名前覚えてないなこの人w
あ、カラオケでコラボするのすごい楽しい。
一人で複数と歌えるし、自分が下手なのがばれないw
「とうとう覚醒したか」
「めんどくさそうな展開ぃ~。はやく潰しちゃいたいなぁ~」
「そもそもお前はまだ関わってすらいないだろ」
「だってぇ~。こんな『小競り合い』に参加する気なんてないしぃ~?」
そんな中、まだゲームが始まってから一言の指示も出さないまま様子を見守っていた「彼方」が最初の指示を出した。
「彼方を学校、『地下』へ」
ただ、出した内容は大したことのないありふれたもの。
おそらくその指示は出さなくても実行されていた。
「どうせいくんでしょぉ~? なんでわざわざぁ?」
「別に」
と、同時にほかの面々も指示を出す。
動くときなのをだれもが感じ、
「『未知』を『地下』へ」
「もちろん、『耀介』を『地下』へ」
「『菜摘』を……『地下』へ―――」
「『未羽』を、『地―――」
「待った。その前にこいつ等を放出させてもらう」
「っ! じゃあ『未羽』はそいつの対処に回る」
「じゃ、『塔矢』もそうするさ」
「……ん? 『志穏』はまだ動かないよ? こっち見られても?」
「わたしもまだ動かないわぁ」
ほかの面々の顔を眺め、これ以上この場で発言するものがいないのを確認する。
「さぁ、これが最初の戦いになるのですかね。能力者同士の。皆様念のため確認しますが、指示は随時出せますので訂正なども可能ですよ。ま、変わらないでしょうけどね」
含みを持たせた言葉に一人の顔が歪む。
「明日が楽しみです」