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僕の作品
僕は目が覚めたときから、ずっと妄
想像したことを、ノートに書いてきた。
彼女がシンデレラだったら、どんな結末?
思ったことも全部書いたノート。
目覚めて3年、僕は看護士さんのすすめで
小説を書くことになった。
僕は1年目でそこそこ売れる小説家になった。
中でも『もう一人のシンデレラ』
『奇妙な1人旅』
『透明少女に恋をする』は結構売れた。
実際どれも恋愛の話だ、
僕は君のことしかわからないから。
ネームは違うけど、暗いホラー系の
小説も書いた、
『絶望の果て』
『笑顔の裏の涙』など、
君に会えない想いを綴った。