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第三十六話「“コード03”出撃」

「……っ、また空間が歪む!」


陸がとっさに飛び退いたその瞬間、目の前の風景がひしゃげ、黒い“裂け目”が走る。

次の瞬間、“何か”がそこから這い出た。


金属が擦れるような音。

獣とも人ともつかない重厚な気配。


「敵意……いや、“殺意”か」


その場に居合わせたユズ(柊 結月)が静かに構えを取る。

彼女の手にあるのは、真紅の刃を持つ双剣《斬奏ノ紅》。音を“斬る”異能武器だ。


「来るよ、陸――今度のは、格が違う」


現れたのは、漆黒の外套をまとった男だった。

顔の半分を仮面で隠し、背中に背負うのは、あり得ないほど巨大な“盾”。


「“コード03”……あれが、《アルター・コード》の実働部隊か」


陸が呟く。


ユズが補足する。


「通称、《破壊者》。元は対異能兵器の実験体。

 でも、あまりにも“壊しすぎる”から、組織でも制御不能って噂」


「盾を使うやつが“壊し屋”って……皮肉だな」


陸が皮肉げに笑うと、目の前の男が静かに手をかざした。


その瞬間、地面が“崩れた”。


否、“破壊された”のだ。まるで触れずに、ただ存在するだけで。


「重力制御……いや、“圧壊”。」


陸が立ち上がる。


「……面白い。俺の“壊れた剣”が、どこまで壊れるか試してみるか」


彼の手に、また“あの剣”が現れる。


黒い刃、砕けたような柄、まるで存在自体が壊れているような異能武器《終ノ型・レムナント》。


そして始まる、“盾”と“剣”の対峙。


周囲の空気すら重く軋み、バトルの幕が切って落とされた――。

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