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第8話 夏の変化

私小泉 咲希、もう夏になり夏休みがどんどんと近ずいてくるこの夏、今、私は...なんの光景を見ているのだろうか!


「……」

「お前なんで顔真っ赤なんだ?」

「うるせぇ!」

「てか私と鞁島の話聞いてたのか!」

「あぁ、まぁな」

「はわわわわ!」

(どうしよう!鞁島にまたやり直そうとしてるの聞かれたのはまずい!)

「小泉……」

「?」

「小泉は、鞁島とまた付き合うのか...?」

「そっ、それは...」

「……」

「私は、どうするかは分かんない、けど、鞁島は私の事本気みたいだから...」

「どうしようか迷ってるの...」

「そうか...」

「……!」

河上は何も言わずに一言で私の横を通りかかった。


「河上?」

(何で聞いたんだろう?)


キーンコーンカーンコーン


いつもの学校が始まった。


(昨日の河上、なんか変だったな……)(まるで別人になってた...)

「お前たちー、席つけー。」

「はーい」

「春もすぐ終わって気温が高くなったため文化祭が出来なくなりました。」

「えー!」

(文化祭楽しみにしてたのにな〜)

「春になったばかりなのに、春なのに夏みたいに暑くなったため文化祭は秋にやる事にしてある。」

「もうすぐ夏休みだが、だからといって気を抜くなよ!」

「はーい」

普通に授業が始まり、明日行けば明後日は夏休み!


(何しようかな〜?)(ゲーム?海?水族館?プール?スイカ割り?)(わぁー!楽しみだなー!)

「……」

「そうか...」

小泉は河上に言われたことを思いだした。


「……」

「じゃあ小泉さん!」

数学の先生に話しかけられた。


「……」

「あれ?小泉さーん?」

「あっ!はい!」

「この公式を答えてください。」

「はい!」


「?」

河上はその姿を見て小泉がおかしいと思った。


「はぁ...」

「さーきちゃん!」

「うわぁ!」「びっくりした〜!」「急に名前呼ばないでよ鞁島!」

「ごめんね!」「なんか最近咲希ちゃん元気悪いなって思ってさ!」

「……」

(鞁島私のために元気づけてくれてる?)

「あっ、ありがと!」「でも大丈夫!」

「そう?」

「……」

小泉は何回か昨日にあったことを思いだした。


「わかった!」「僕がまた付き合おって言ったから?」

「ぶふ!」

私は急な言葉でびっくりした。


「そっ、そうじゃないよ!」

「ほんとに〜?」

「うっ、うん……」

「?」

小泉が誰かに見られている気がした。


「……」

(あっ!河上がこっち見てる?何で……?)

「咲希ちゃん!ちょっといい?」

「あっ、はーい!」

小泉が生徒会長に呼ばれ、小泉がいなくなると。


「河上くん?」

「何?鞁島くん?」

「ちょっといいかな?」

鞁島は河上を連れて人のいない所に連れていった。


「昨日なんか言った?咲希ちゃんに……」

「いいや」

「嘘つけ!元気がないのもお前のせいだろ!」「昨日後ろにいた時にその後咲希ちゃんに何か言ったんだろ!」

鞁島は壁に河上を押し付けシャツを掴んだ。


「俺はただ聞いただけ...」

「何をだ!」

「さぁねっ!」

と言い鞁島の手を振り払い河上は階段に行った。


「おいっ!」

河上が階段を下って行くと。


「お前はその仮面を付けてどうやって咲希ちゃんに近づくきかな?」

「……!」

「俺は仮面をつけていても咲希ちゃんを守るつもりだよ...」

「例え仮面を付けたままでも...」

「……!」

「河上くん1つ言うけど...」

「君みたいな子は咲希ちゃんを守れないね……」

「……」「クッ……!」

河上はその言葉で唇を噛み締めた。


「ありがとね〜!助かる!」

「うん!いいよ!じゃあね!」

小泉は生徒会長の話が終わり教室に戻るとそこには河上が目の前にいた。


「河上……」

「……」

私はそのまま何も言わずに教室に入っていった。


キーンコーンカーンコーン

(結局この2日河上とは何も話してない...)

「お前たち〜夏休み入るけど宿題はちゃんとやれよ〜。」

「はーい」

「きりーつ、きおつけ〜」「さよーならー」

「はい帰ろ帰ろ!」「夏休みだ〜!」「何するー?」

クラスのみんなは夏休みの話をしながらたんたんと帰って行った。


(私は夏休み何しよう?)

「咲希!帰ろ!」

「うん!」

静紅と一緒に帰った。


「ねぇ咲希!」「4人で水族館行かない?」

「水族館?」「でもあと2人はどうするの?」

「決まってるでしょ!」「河上と鞁島だよ!」

「え〜!」

「何?嫌?」

「いっいや、何かそれって……」

「そう!訳して!」「4人で水族館デートだよ!」

(デデデ!デート!)

「え〜!」

「どうかしたの?咲希ちゃん?」

後ろから鞁島が話しかけてきた。


「うわ!」

「ちょうど良かった!鞁島!4人で水族館行かない?」

静紅が鞁島に水族館に行くか誘うと。


「えっ!いいの!行きたい!行きたい!」

(鞁島はいつも通り小学生時みたい。)

「あっ!河上!」

「ん?」

私達のところを通り抜けていった河上に気づき静紅が話しかけた。


「げっ!」

「河上も行こうよ!水族館!」

静紅が誘うと。


「まぁ別にいいけど……」

「?」


河上と目が合う小泉は、

「はっ!ふん!」

目を合わせないように背けた。


「……」


「じゃあ決まり!」「来週の水曜でいい?」

「いいよ!」

「おけ!」

「別にいいけど...」


「決まり〜!」

「来週の水曜日楽しみにしててね〜!」

「はーい!」

「おう」

「わかった!」


4人で水族館に行くことになった私達4人は楽しみな夏休みになった。


「……」

(私は鞁島の事はまだよく分からない...だから待ってもらうしかない...)(けど、私は……)


小泉は、何かに抱えていた。


「これで完璧!作戦は出来た!名ずけて!河上と咲希をくっつけろ水族館!」


静紅は何かの作戦を立てた。

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