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第5話 悲しみ

わたし、小泉 咲希高校2年生だ。

てっ自己紹介してる場合じゃない!大変なことになっています!鞁島 翔空という私の元彼が私のクラスに転校してきました!どうしよう!まぁ何とかするか、続きをどうぞ!

「え〜!」

私はビックリして勢いよく席を立った。


「なんだ?小泉?お前知り合いか?」

と先生に言われた。


「あっえっといっいえ...」

鞁島はニヤッとした。


「あれ?咲希ちゃん?うわぁー!久しぶり!」

(なっ!何だと!こういう時に話してくるとは!)

「小泉さん!鞁島くんと知り合いなの!ねぇ教えてよ!」

女の子が私達の関係を聞こうとしてきた。


「鞁島、知り合いか?」

「はい!僕たち昔友達だったんです!同じ中学で!」

「調度いい、小泉学校案内してやれ、」

(えっえー!どうしよう!)

「えっとじゃあ...」

「先生!」

「ん?何だ?河上?」

急に河上が先生に話した。

「俺が案内していいですか?」

「何だ河上お前も知り合いか?」

「はい!俺たち親友で!」河上が席を立ち鞁島の肩に手を当て肩に手をポンっと置いた。


「なっ!」

鞁島はパニクった。


「はぁ!えっちょ!」

「あっ、そうかじゃあ頼むわ、よし!河上が案内している間にお前らは抜き打ちテストなー!」

「え〜!」

他の生徒たちは抜き打ちテストに嫌がった。


(河上私を庇ったのか?)(ありがとう河上!この恩は忘れない!)

一方河上達はトコトコと歩きながら案内をしていた。


「ここが保健室な、」

「なぁ、俺咲希ちゃんと探検したかったんだけど?」

「知らねー、」

「あ〜あ〜何でよりによってお前なんだよ!」

「お前とはなんだ!」

「だって河上って言うのなんか嫌だから。」

「だからってお前は無いだろ!」

「お前ってさ、咲希のこと好きなの?」

急に鞁島が好きかどうかを話してきた。


「はぁ!ちげぇし!」

「じゃあなんで庇ったのさ。」

「庇ったから何だ?庇っちゃいけねーの?」

「そういう訳じゃないけどさ...」

「ほら、教室戻ってきたぞ、」

「1つ言うけどさ……」

「君には向いてないと思うよそういう事...」

「なっ!」

「じゃあね!」

「やりたくてやってんじゃねぇからな!」

「あっそ、」

鞁島はすんなりと教室に入っていった。

キーンコーンカーンコーン

学校が終わりチャイムがなるとみんな帰っていった。

私は廊下から静紅が来るのが見えた、私は慌てて階段を下り外へ行った。

土間には河上がいた、鞁島は学校のことについて先生と話すことになっている。

「咲希!一緒に...」

「河上さっきはありがとな、」

静紅が話しかけようとしたが私は話を切って河上に感謝の言葉を伝えた。


そのまま一緒に帰った。


「咲希...」

静紅は寂しそうな目をしていた。


キーンコーンカーンコーン

今日もまた学校が始まる。


「次は美術室ね〜!」

「はーい!」

生徒のみんなは美術室に向かった。


私は河上と美術室に行こうとすると。


「あっ!忘れ物した!河上先行っててくれないか?」

「おっけー!」

私は教室に戻ると。


忘れ物を取りドアに鍵をかけると。


静紅が私の目の前に立っていた。


「...」

「咲希...」

私は静紅の横を登ろうとすると。


「ごめん!」「私間違ってた!」「なんでこんなのとをしたのかも全部私が悪いの咲希本当にごめんね...」

「それだけで!」

私は背中を向けた体を前に戻した。


「それだけで許せると思う?」

「それは私も...」

「私の!」「私の約束を破ったのは静紅なんだよ...」

「それは...」

「静紅!」「何で私の約束を破ったの?」「理由は?」

私は理由を聞こうとした。


「それはね...」「私...寂しかったの...」

「えっ?」「寂しかったのは分かるけど何でそんなことしたのかが知りたいの。」

「私ね、河上が羨ましいの!」「好きという訳じゃないの!」「あの笑顔が羨ましいの……」「あんなに楽しそうにしていて...」「私も咲希とまた話せたら河上が私だったら!私もあんな笑顔になれるのかって思ったの!」

「静紅もいつも!笑顔じゃん!いつも話してる時に笑ってるのも静紅じゃん!」

「違う!!!」

「...!」

私は大きな声を出した静紅にビックリした。


「その事じゃ、無いの...」

「えっ?どういう、こと?」

「あのね私河上がいなかったら、紹介しなかったら、私は寂しくならなかったのかな...?」

「なんでそんなことになるの...?」

「だって!河上を紹介した時には、咲希が変わっちゃったんだよね...」

「違うよ!」

「だからさ!」「河上に関わらなかったらまた同じように笑顔で話せるかな?ってね私思ってさ...」「だから約束を破いたの!」「ごめんね...咲希...」

「静紅...」

「ごめんね、こんな幼馴染嫌だよね、嫌いだよね...」

静紅は涙が流れ制服で吹いた。

「嫌じゃない!」

「えっ...?」

静紅は驚いて顔を上げた。

「嫌いじゃ...ないよ...」

「静紅ごめんね!私が謝るけど静紅を1人にさせてたなんて、私気づかなくてごめんね...だから約束を破ったんだよね、ごめんね」

「咲希が謝ることじゃないよ!」

「静紅!」

「...! なっ、何?」

「また一緒に笑い合う幼馴染に戻ろ!っね!」

「...!」

「また笑顔を使って一緒に仲のいい幼馴染でいよ!」

静紅はまた涙がポロポロと流れた。

「うん...!うん...!」「なんで咲希も泣いてんのよ!」

「だってぇ...!」

静紅と咲希は泣きながらトスッと腰を下ろした。


「あっやば!美術室に行かなきゃ!」

「えっ!あっ早く行きな!」

「うん!また話そ!静紅!」

「あっ!待って咲希!」

「ん?」

「ありがと...」

静紅はボソッと言った。


「んっ?なんて?」

「うんん!やっぱ何でもない!」

「...?あっ!早く行かなきゃ!じゃあね!静紅!」

「うん...また後で!バイバイ咲希!」

「うん!また後で!」

私は手を振りながら静紅に背中を向け美術室へと走って向かった。


美術室につくとそこには鞁島と河上がいた。


「ごめん遅れた!」

「遅いよ小泉さん!」

(河上は相変わらずニコニコして優しそうにしてやがる、)

「どうしたの?咲希ちゃん?忘れ物したの?」

「あっえっと...」

(コイツ!)

「鞁島くん小泉さんは...」

「うん!忘れ物したの!」

「えっ!」「えっと」

鞁島は混乱した。


(ちょ待て待て待て!)

「そっ、そうなの?咲希ちゃん?」

「うっうん...」

「小泉さん!」

「はい!」

「ちょっと来い!」

「えっちょっ!何?河上?えっちょ、ちょっと〜〜〜〜!」

河上は壁のところに私と話すことになった。


「お前!トラウマみたいな事だったのに!何素直に話してんだよ!」

「それは!」

「何だよ!」

「こっ、克服しようと思ってトラウマみたいなことを」

「はぁ!」

「だって!克服しないと!話しずらいし、あと!もう随分昔の話だからもうそろそろ慣れなきゃって思ったの!」

「小泉!お前トラウマみたいなことがほんとにあったことなのにそんな簡単に克服出来ると思ってんのか!」

「えっ?それは...」

「はぁ...何かあったら話せよ...」

河上がボソッと話した。


「え?」

「だから!」「何かあったら!話せよって言ってんだよ...」

「...分かった!何かあったら話す!」

「約束な!」

「分かった...」

私達は話が終わると席に座った。


「...」

鞁島は少し話が気になった。


「さーきちゃん!」

「あっ鞁島...」

「何を話してたの?」

「えっ?何が?」

「河上くんとの話!」

「あ〜!あれね!」

「でっ!何話してたの?」

「いやそんないいことなどは話していない...」

「そうなの?」

「あぁ...」

「ふぅーん...」

キーンコーンカーンコーン


授業はギリギリ間に合ったときに先生がきてみんな席えと座った、

「えー、今日は!ペアになってペアえの絵を描きなさい!」

「はーい!」

「紙とバインダーはそこにあるから1人づつ取ってペアになりペアの顔と体を描いてください!」「時間はチャイムがなるまでアレンジもしていいからね!」「質問がある人!」

「はーい!」

手を上げたのは鞁島だった。


「男子と女子のペアでもいいんですか?」

「えぇいいわよ好きなようにしなさい、」「よーい初め!」

「分かりました!」(これはチャンス!咲希ちゃんとペアに...)

「鞁島くん!一緒にペアにならない?」「鞁島くん!私ともペアになってよ!」

鞁島は女の子立ちに囲まれながらペアを選択されそうになった。


「河上くん!一緒にペアにならない!」「河上くん私ともペアになってくれませんか?」

一方河上も女の子達に囲まれペアを決められそうになっている。


(どうしよう?ペアを組む人...)

咲希は誰を選べばいいか悩んだその時!

「小泉さん!」

「咲希ちゃん!」

「一緒にペアになってくれませんか?」

「一緒にペアになってくれない?」

「なっ!」

「はぁ!」

鞁島と河上が同時に私の方えとペアを組むか誘われた!

「えっ!どうしよう!」(河上ともまだ話したいことはあるし...鞁島も克服しなきゃいけないし、どうしよう!)

ただいま小泉 咲希またもや大ピンチえと繋がった。

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