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飯テロのつもりはないが……。~ラーメン好きな私ののほほんラーメン紹介~

けっこう味が(風味が)変わるんです!!

作者: 藤谷 K介(武 頼庵)


 

 本日もK介エッセイにお寄りいただき、御目通しくださりありがとうございます!!


 自分で料理している時にちょっとした工夫や、ひと手間加えただけでガラッと味が変わる――なんてこと経験した事無いですか?


 カレーなどですと、コーヒーを入れたり、チョコレートを入れたりなど独自の隠し味を加える事もひと手間と言えますし、肉じゃがなどを造るときに、ジャガイモの面取りをするというのも、荷崩れしないようにするための一工夫。そうそう串を刺して穴をあけておくなどもそうですよね。


 と、今回のテーマはその『ひと手間(工夫)』に関してお話しして行きたいと思います。



 既に私が住んでいるところをご存じの方もおられますが、改めて明言はしませんけど、○○の町と言われる土地に住んでおります。


 所謂観光地なのですけど、景観や建物などを観光するというわけではなく、食べ物がメインの観光地なんですよ。このお話の中では写真等は載せませんけどね。(笑)


 そんな観光地という事なので、お越しいただいた皆さんは食べ物を食べておかえりになられる訳なのですけど、お帰りの際に買って行かれるモノがありますよね。周囲にお住まいの方や会社の方、もしくは親戚の方などにお配りになられる『お土産』です。


 私が住んでいる場所ではこのお土産用のものがけっこう売れています。まぁぶっちゃけるとソレくらいしかお土産としてあまり心を惹かれるものが無いと言いますか少ないと言いますか……。


 今回のテーマなのですが、それを使った物で――という事になります。


 そう私の町の定番のお土産とは『生ラーメン』ですね。

 色々な製麺会社様から、色々な種類のものが出てますが、基本的には『生麺が数玉とスープ』が一緒に梱包されているモノが一般的ですね。


 赤い箱の物や黄色い箱のモノをご覧になられたことが有る方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。


 そのお土産用のラーメンなのですけど、ご家庭などでお食べになられる時ってどのようにされてます?

 いや、普通に茹でて食べるけど? っておっしゃられる方が多いかと思いますが、ちょっとその『普通に』にひと手間ないし工夫をしてみませんか?


 するものとしないものとでは、結構味や風味が変わるんですよ。


 まずはですね、麺を茹でる訳なのですけど、出来る限り深い鍋などをご利用いただきたいんですよね。御湯がたっぷり用意できるものがいいです。そこに麺を投入するわけなのですけど、お一人で召し上がられる方も、家族の分を数人分いっしょに茹でるというご家庭もおられますよね。


 ご家庭で美味しく食べるというのを考えるのでしたら、なるべくは『1人前(大盛でも2玉分くらいまで)』ずつ茹でるようにしていただきたいです。面倒くさいですけどね。ご家族が多いと……。


 ただこれも理由があってですね、大きなお鍋じゃないとそもそも多くの麺を茹でるのが難しいというのと、人数分の麺によって茹でムラが出来てしまうということが有るんですよ。


 とある麺は既にふやけてのびていたり、とある麺は半生だったりという事をなるべく避けるためにも、一人分ずつをお勧めします。


 そして鍋にて麺を茹で始めたらですね、麺が徐々に透き通って来るのですが、この時にお湯の表面に浮き始めたら(お湯の中で踊り始めたら)、麺にしっかりと熱が通ったとみなしていいですね。そこからはお好みによって茹でる時間を短くしたり、長くしたりと調整してください。

 (様子見で一本とか食べてみてくださいね)


 そして、ご家庭で茹でるならという事ですが、麺を茹でているお湯ごとざるなどに一旦あげ、湯切りをしっかりと行ってください。


 茹でた後のお湯がもったいないと思われるかもしれませんけど、この茹でた後のお湯には、打ち粉という茹でる前の麺に着いた小麦粉などが含まれているため、そのお湯を使いまわすと段々小麦粉が溶けだす量が多くなっていきますので、麺が小麦粉の匂いを纏ってしまう事になり、どうしても小麦粉の匂いが鼻につくんですよ。


 こうなると、その麺本来の味も風味も損なわれるので、出来る限りは麺を茹でた後のお湯は使いまわさず、新しいお湯でゆでる事をお勧めします。


 そして茹で上がり、ざるなどで湯切りをすました麺を、前以て温めていた丼にスープの素を入れたモノの中に投入し、その後でお湯を丼の中へと注ぎ込んで、スープの濃さをお好みで調整してください。


 なかなか慣れてないと、麺を茹でてラーメンを食べる時に、スープの量って難しいと思うんですよ。最初から丼の中に作っておくという方もいらっしゃるでしょうけど、濃いモノは薄くはできますが、薄いものは濃くしていくという事はできないので、(市販のスープは丼一杯分が目安でだいたいが造られてますから)この後からお湯を足していくという方法ですと、調整が可能だと思います。


 その後はお好みの具材をトッピングして出来上がりです。



 結構手間がかかるんですけど、茹で方だけ変えるだけでも結構変わりますので、お試しいただければと思います。


 お土産用の麺を貰ってもつくり方が――という事をよく聞くんですよ。私の場合は小さい頃から生麺を茹でるところからラーメンを食べるという事が、家庭内では当たり前の光景だったし、歳を重ねて自分でもキッチンに立つようになった時には既にこのような茹で方・食べ方を学んでました。


 そういう環境にないと良く分からないですよね。


 

 という事で、今回のお話しは茹で方を変えただけでも意外と味が(風味が)変化しますよというお話しでした。


 どうぞご家庭でお試しください。(*^▽^*)

 


 


 

 

御読み頂いた皆様に感謝を!!


 ラーメンを食べにお店に行かなくても、普通にスーパーなどに生麺が売っているので、家庭で食べる事が多いんですよね。


 これは○○の町というところに住んでいるからなのかもしれませんけど……。



※このお話の内容は、他の地域性や製麺会社の麺の種類によって違いがあるので、一概には応用が利くかは分かりません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読しました。ラーメンへのこだわりは強い方だと自負しているのですが、ひと玉ずつ茹でるという視点はこれまでありませんでした。説明していただくと納得ですね。流石です! [一言] 本当に不思議な…
[一言] こんにちは。 まさに、タイムリー。 昨夜、夫が「はい」と私に渡してきました。 黄色の箱!! 同僚からのお土産だとか。 早速、こちらのエッセイを参考にして、週末、食べたいと思います!
[良い点] もう、市販の生ラーメンがアレルゲン入りで食えないので、製麺所の麺をゲットしてやると、近所にないか調べて全滅しましたꉂꉂ(ˊᗜˋ*) もう、いっそ喜多方ラーメンの麺をお取り寄せしてみようかし…
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