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100円競馬

作者: 花坂洋

 花坂 洋とは私の事だ。まぁ普通の名前なんだと思うのだがどうやら、あるギャンブルにおいては怒りが込められて言われるフレーズになるようだ。

 私はジジイ55歳です。これといって取り柄があるわけでなく出世とは程遠かった安サラリーマンなんです。月の小遣いは20,000円つまり、20日勤務なのでなんと、1日昼飯含んで1,000円。幸い酒、煙草はやらないのでなんとかなるんです、俯いて更に健康でしたから今まで無事にやってこられたと思っている。友人もあまりいない、とゆうより作らなかったんです、何故かはわかるでしょ。ただ、ただ、一つだけ

一つだけ趣味があるのです。それは、競馬、競馬なんです

それも地方競馬、そして1レースに賭けられる金額は頑張って頑張って200円、200円なんです。

 ギャンブルは資金力があるそれこそが、勝つ為の1番近い方法?だと思っていじけて200円をドキドキしながら冷や汗かきながらかけるんです、そして迷いに迷いドキドキしながらスマホの競馬アプリの画面の実行をプッシュしてねレースを待つわけです。そして、あまりファンファーレっぽくない

ファンファーレがなり、そう地方のファンファーレはお世辞にもワクワクするものでないが、『始まる合図としてはいいのかな?』と思いスタートを待つが、待つんだけどなんと私はね、スタートの時スタートの時ね、目をつぶってないとだめなんです、理由はその理由はね、私が賭ける馬よく出遅れたり落馬したりする場合がかなりの確率で発生するので自然にスタートの時目をつぶってしまうようになってしまったんです、それだけでなく無事スタートしてもまだ、油断は禁物です、なぜならレース中故障する馬がいてレースを中止するんですまあ、もうおわかりですねその該当馬私が大枚200円賭けているお馬さんである事が多々あり、更に賭けている2頭同時に故障なんてレース当てるより難しい事が起こるんですよ。

 こんな私もごく稀にまぁ年に一度あるか無いかですが3連単で当てられそうな気がしするレースがあるんです。

そう、昨日まさにそのレースがありいつものようにビビりながら期待に胸を破裂しそうなくらい膨らませ、動悸?なんて

自分でニヤニヤして賭けましたよ、3連単ね。

 例のファンファーレがなり目をつぶっていよいよ3連単レースがスタート目を開ける「よし、落馬、出遅れなし。」ドキドキだ、第一コーナー、第二コーナー、第三コーナー、珍しく本当に珍しく順調に私の賭けたお馬様が無事走っていなさる。

「あーあーうわーあー」そして第四コーナーを曲がってきた

このままだと奇跡が起こる展開、ゴールまであと50、10mと近づく「やったー」と思ってレースがこのまま終わるように

願っていると3着馬の後ろから、同じ馬?と思うくらいのスピードて3着馬に接近してきた馬がいて2頭並びそのままゴール。しばらくの静寂の後、掲示板に着順が出た3着4着は表示が無くよこには「写」とある。これは、写真で着順を確かめる方法で結果が出るまでに少し時間がかかるのです、私はもうバクンバクンと心臓か音が聞こえそうなくらい鼓動して発汗は身体中からじゃあじゃあと流れている感じ。1着2着は当たってるあとは3着、生きた心地がしない。どれほど時間が経過しただろうか?気を失いそうにその時を待っていると、暫くして、「ピンポンパンポーン」とアナウンスの合図そして、「只今のレースは写真判定の結果3着は.....」


「ahh〜うー

 4着。4着だ。」確かめるべく掲示板をみると私が3着に予想した馬の番号が4着の枠で光ってた。その着差の枠に

「ハナ」と掲示されてた。言葉と呼吸を失って

「ハナ差かよ。」怒りと悔しくて吐き出したこのフレーズ。



 そうです、確かに私の名前「ハナサカヨウ」まさしく。ちなみに私の妻旧姓 股花 葉といい、私と結婚してね。

 「ハナサカヨウ」になったのです。

 とさ。


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