表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
春秋異聞 『あらすじ』『人物・用語』まとめ  作者: ペンギンの下僕
第一章「王子漂白」編・概略
1/2

第一章『王子漂白』編 あらすじ

 かつて(えん)という王朝があり、暴政を行っていた。

 時に()という国があり、焱の暴虐にあえぐ万民のため、諸侯を率いて焱を倒して新たな王朝を樹立した。

 しかし虞の開祖・武王(ぶおう)から十代目。時の虞王はかつての焱のように酒と女に溺れ、国政を顧みなかった。そして虞は、建国の功臣の末裔の国・(しん)と、それと手を結んだ西の蛮族・(せん)の侵攻によって遷都を余儀なくされ、挙句には王朝を実質的に支配されてしまった。


 虞の東方に(はん)という国があり、自国の兵と周辺諸国の武力を用いて顓を倒そうとしたが――大志、天に届かずに敗北する。さらに樊は敗北によって乱れ、樊の君主は力を失い、智氏(ちし)魏氏(ぎし)維氏(いし)という三つの卿(大臣)が幅を利かせることになってしまった。


 虞王朝は顓に支配されている現状を諸侯の武力によって解放してもらおうと、第四王子・姜子蘭(きょうしらん)に密書を持たせて密かに虞の首都から脱出させた。姜子蘭はその最中、豪傑・盧武成(ろぶせい)と出会い、彼とともに旅をすることになる。

 二人が目指すのは樊の卿の一人、魏氏の拠点である杏邑(あんゆう)


 苦難の旅の末、二人は杏邑へたどり着く。姜子蘭は、旅人である盧武成をこれ以上巻き込むまいと、杏邑に着くと、手にしていた宝剣を同行の礼として差し出し、単独で魏氏の長――魏盈(ぎえい)の下へ向かった。

 しかし魏盈には野心があり、姜子蘭と密書を利用して樊での自分の立場を高めようと企んでいたのだった。

 その思惑に気づいた姜子蘭は、魏盈の娘、魏香蘭(ぎこうらん)の助力もあって魏盈の下から脱する。しかし脱出に気づいた魏盈は追手を出した。杏邑を脱出することに手間取った姜子蘭は魏盈の兵に囲まれ絶体絶命の危地に陥ったのだが――その時、姜子蘭の前に現れたのは盧武成であった。

 盧武成は、自分でもどうしてそのようなことをしたのか分からないのだが、窮地の姜子蘭を見捨てることが出来なかったのである。


 盧武成の助けもあって姜子蘭は辛くも魏氏から逃げ出すことが出来た。

 そしてこれからどうするべきか――。

 姜子蘭は、盧武成の助言を受けて北へ向かうことを決めた。目的地は樊の維氏(いし)の領地である。維氏は北方の騎馬民族・山間民族と融和しつつ、大陸の価値観から見れば野蛮である騎兵を導入していた。そして、虞王への尊敬も厚いとの話である。

 こうして、流浪の王子と野生の豪傑は二人きりで北へ向かうのであった――。

https://ncode.syosetu.com/n8615kh/39/

↑のリンクは第二章「双士戟弓」編の第一話です。こちらのあらすじを読んでいただければ二章から読めるように書いたつもりですので、第一章あらすじで興味を持って頂けた方は是非本編にお越しください!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ