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第一章
「オオオオオオオオ!!」
電気が身体中にまとわりついて、痺れていた"敵"が動いた!
巡っていた電気を振り払うと、白目を剥いて目を見開くと、たくさんの鋭利な太い棘がびっしり生えた触手を背中じゅうから、一気に伸ばした。
それは、まるで包囲するように球体を取り囲むように放たれ、まっすぐにアタシに向かってきた。
もうアタシには躊躇いはなかった。
アタシは十分に引き付けてから、ハート型の装置を掲げて、叫んだ。
「『Shine heart 』起動!!」
すると、紫色の球体にオーラに包まれ、触手を跳ね返した。