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第一章

今回も、あの七人の男子たちのお陰でミッションがうまくいった。


いつも彼らには感謝しているが、いつも素直になれないでいる。


男子1「今日は、順調だったね!」

男子2「まあ、C級といっても、耐久力はないものだったみたいだな…」「一突きで砕けた…」

浮き上がる電子画面を黙々と見詰めて、アタシは男子たちの会話を歩きながら見ていた。

男子3「今日のミッションは、楽チンだったね!」

男子4「俺たちの出番があんまりないほどにっ!なっ?」

男子5「今回のC級は苦戦しなかったのは、上出来じゃね?」

男子6「順調にステップアップが出来ている気がするよ!」

男子7「まあ、とにかく、皆さんお疲れ様でしたーー」

浮かれる男子たちに、アタシはぶっきらぼうに溜め息を吐いて、いさめる。

「C級ごときに、浮かれるな…」

「あのレベルは、弱い部類にはいるものだ」

「人類の脅威は、上には上がもっといる…」

「C級クラスのものをやっと倒しているアタシたちは、並みのチームより弱い…」


淡々と説教をする。


『上には上がもっといる…』

C級クラスは、そこまで強くない。

並み以下なのだ。

今回はC級クラスだったが、次はいきなりA級クラスと戦うことになるかもしれない…

そう…。アタシたちが相手にするものは…


アタシが辛辣なことを言っていると、一台の車が、やがて音もなく上空へと浮き上がり、飛んでいった。


会話を中断して、それをはっとして目で追った。


ーー相変わらず、凄いな…


揚力を利用して浮上することで飛行を可能にしたため、飛行機のような滑走路がいらない。自動車一台のスペースがある屋外なら何処からでも、空へと飛び立つことが出来る。


ーー広くて天井が高ければ、屋内でも飛行できる


アタシ達の時代は、この飛行型自動車が主流であった。まあ趣味で、車道を走る車を所有している者もいたが、その車すべてが水素電池使用で、ガソリンをいれる車は、存在しなかった。

今や、ガソリンとなる石油が珍しくなり、石油を人工的に生成しない限りは手に入らなくなってしまったためだ。


宇宙船みたいな繋ぎ目のないフォルム。

車のエンジン音は静かで、(車の存在を歩行者に知らせるためにある程度のエンジン音は鳴るようにされていた)従来の水素電池の発展型の濃縮水素を使っているため年に一回のみの電池交換だけで何キロも乗り回せ、排気ガスはない。


アタシが車に気を取られて、現実逃避していると、何処からか声がした。

そう現実に引き戻す、彼らの名を呼ぶ声がしたのだ。

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