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第一章

真っ赤な粒子が舞う中。世界の時間がまるでその場で止まったようになった。

愛は、デバイス”shine heart”の刃で自分の掌を少し切った。

滲んできた血を”敵”の血肉が漂っていない地面に流し、指を鳴らすと空間の中心にすべてが集まりだした。

血肉もデータもすべてが凝集していく。


《討伐にかかった時間は、3分45秒。ミッションコンプリート》

そう何の感情もない美しい女性の声が始めた時のように響き。

オーギュメントリアルティーがすべて中心に集まり始める。赤いビー玉くらいのサイズの球体が浮上してそれを中心に吸引されていくように、集まっていく。


具現化されたオーギュメントリアルティーは、周りを巻き込むことなく生物と戦うためのもの。

その展開されていたオーギュメントリアルティーは、浮きあがったままの赤く輝く丸い光に吸い込まれるように凝集されていく。


現実世界に壁紙を貼り付けたものを、掃除機が吸い込んでいくように、吸引されていく。


全てが終わると、そこは、サラリーマン風の若い男と少女が対峙していた路地の行き止まりだった。


移動したわけではないのでずっとここにいることは分かっていた。

アタシは手のひら握り込んだものを少しだけ手のひらを開いて見た。

真っ赤な菱形の結晶だった。


それを確認すると、まだその場で放心していたサラリーマンと思われる若い男性に歩み寄り、頭を撫でた。


「ひっ!」


「大丈夫よ。ここで経験した怖いことも知ってしまったこともすべて忘れられるから…」


「記憶の削除」

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