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【 獣神王ライオーグ】

作者: 天雪桃那花

オープニング映像


異世界アニマル王国。

かわいいメルヘンな小さなお城。

アニマル王国の王城のテラスにいるミーニャ姫と父の王と母の妃が映る。

ミーニャ姫と父の王と母の妃には、猫耳と尻尾がある。

三人とも王族の証の冠をつけている。

父の王は立派なマントをつけ宝石付きのロッドを持っている。

母の妃は優雅なドレス、小さな竪琴を持っている。

ミーニャ姫は手には花かご、元気いっぱいジャンプする。

花かごから鼻が画面いっぱいに散る。

かわいい獣人、動物、可愛い妖精や小人がミーナ姫の足元にいる。




場面は変わる。


地球の日本の小学校の校庭。

主人公の大和タケル、あべの晴明、源ヨシツネ、織田ノブナガ、卑弥呼ジャンヌの仲良し5人組。

それぞれの顔のアップとかっこよく走る姿。


五人は神々しい光に包まれて、目を開けていられない。

目を次々と開ける。

広がる異世界の風景に驚く。


目の前に立つのは泣いているミーニャ姫。

悪魔族に襲われている。

助けようと、ミーニャ姫を身をていして背後にかばうタケルたち。


ミーニャ姫に出会い、五人が一緒に城に行く。


五人はアニマル王国の住人と復興の手伝いをする。




Nナレーション『これはかつて宇宙のとある世界を救った英雄アニマルたちの魂が獣神ロボとなって異界の英雄の末裔とともに、アニマル王国を襲うアクマロボと戦う物語』


〜主題歌流れる〜


第一話

「英雄たちの末裔」

元気いっぱいの小学生が海辺近くのサッカー場でサッカーをしている。


大和タケル、あべの晴明、源ヨシツネ、織田ノブナガ、卑弥呼ジャンヌの仲良し5人組だ。


赤い服のタケルはリーダー格の元気印な小学五年生。

同じクラスのヨシツネは足が早く身軽でモテモテ。

晴明はタケルの隣の家に住む、賢くめちゃクール男子。

ノブナガはアイデアマンでお茶目。

ジャンヌは帰国子女でハーフの美少女。


ある日、それぞれ謎の七色に光る石を拾うと魔法のアイテムの腕時計に変わり、耳元で不思議な声がして異世界召喚されてしまう。


集められた5人組は、アニマル王国の城で猫耳の可愛い王女さまのミーニャ姫と出会う。

父の王様と母の王妃を悪魔族に拐われたという。

王国のあちこちの建物は、悪魔族の攻撃を受けて壊れていた。


事情を聞いた五人は意気揚々とミーニャ姫の手助けをすると約束する。


王国のジャングルの遺跡で英雄アニマルの魂を喚び出し、五人組は獣神アニマルロボに乗り戦うことになった。


アーニャ姫と五人の呼び掛けに応えた獣神アニマルロボ王は3体であり、赤の山と大地の守護者の獅子王ライオーグと青の海と川の守護者の龍王ドラゴナイトと黄色の空と雷の守護者の鷲王イーグレットである。

タケルはミーニャ姫と見守り執事のミニネコと獅子王ライオーグに乗り込む。

晴明とノブナガは龍王ドラゴナイトに、ジャンヌとヨシツネは鷲王イーグレットに意気揚々と乗り込んだ。


悪魔族は様々な動物の魂を利用してメカニカル化し巨大ロボ化させ、アニマル王国を脅かす。


5人組は息を合わせタッグを組み困難に立ち向かう。

英雄の末裔である誇りを胸に、囚われた王様と王妃様を助け出し、平和を取り戻せることが出来るのか!



           〜〜〜☆★☆〜〜〜



最終話


Nナレーション『これはかつて宇宙のとある世界を救った英雄アニマルたちの魂が獣神ロボとなって異界の英雄の末裔とともに、アニマル王国を襲うアクマロボと戦う物語である。数々のアクマロボと戦い、激闘を繰り広げてきたタケルたち。自分の世界にようやく戻ってこれたのだが、今度は地球上にアクマロボが襲来してくる。どうやらアクマロボは宇宙の彼方で科学発展した生物が生み出したもの。過去の英雄アニマルの国はアクマロボの侵略を受け、辛くも勝利したはずだった。封印したアクマロボのコアが数百年の眠りから覚め、封印を解き放って人間の住む地球にやって来たのだった。アニマル王国は地球の並行世界、再びタケルたちはアクマロボと戦う決意を固める』



〜主題歌が流れる〜




最終話


Nナレーション「最終回 『英雄アニマルよ、永遠にあれ』」


今までの戦いのダイジェストが軽く流れる。


アニマル王国を冒険してきた五人組。

明るい笑い声が響く。


元気いっぱいの小学生、大和タケルとあべの晴明と源ヨシツネに織田ノブナガに卑弥呼ジャンヌの仲良し5人組だ。


赤い服のタケルはリーダー格の元気印な小学五年生。


同じクラスのヨシツネは足が早く身軽でモテモテ。

晴明はタケルの隣の家に住む、賢くめちゃクール男子。

ノブナガはアイデアマンでお茶目。

ジャンヌは帰国子女でハーフの美少女。



ある日、それぞれ謎の七色に光る石を拾うと魔法のアイテムの腕時計に変わり、耳元で不思議な声がして異世界召喚され、アニマル王国の城で猫耳の可愛い王女さまのミーニャ姫と出会って、悪魔族と戦うことになった。

正義感が強く仲の良い五人はミーニャ姫の父の王様と母の王妃を悪魔族のアジトから救い出すことに成功した。


宿敵の巨大ロボ「破壊王ゲキトツ」を操る悪魔族の王を倒し、アニマル王国に平和が訪れたはずだった。

ミーニャ姫と泣きながら別れた五人は無事に元の世界に帰り、魔法のアイテムの腕時計は消えてしまい、普通の小学生の生活に戻ったのだ。





それから1ヶ月後――。

穏やかな晴れの天気。

夏休み間近で、太陽が光り輝く。


休み時間。

小学校の校庭で遊んでいるタケルたち五人。

あの日の冒険を時々懐かしんで、アーニャ姫にまた会いたいと話す。


たくさんの子供たちの楽しそうな笑い声がしている。

サッカーをするタケルたち。 

帰国子女のジャンヌがドリブルで次々と相手チームの攻勢をかわす。

次にサッカーの得意なタケルとボールを奪い合う。


タケルがボールを奪ったのを取り返して、ジャンヌがロングシュートを決める。


直後、突然あたりが真っ暗になり、暴風が吹き荒れる。


校庭に砂埃とつむじ風が多く舞う。


「うわあっ」

「キャアッ」


あたりは子どもたちの声で騒然となる。

目に砂埃が入るのをかばうように、児童たちはいっせいに顔を腕や手で覆う。


少し風が収まり……、だが、上空から変な機械音が鳴り出す。


突如大空に巨大な要塞を備えた城の黒い宇宙船がやって来る。


タケル「なっ、なんだあれ……?」

ノブナガ「UFO?」

清明「みんな、校舎に入れ!」

ジャンヌ「逃げて、逃げてっ! みんな早く教室に入ってー!」

ヨシツネ「どういうことだ……。あれは悪魔族のメカによく似ている」


大慌てで校舎に逃げ込む子どもたち。

タケルたちは逃げ遅れている下級生を誘導したり、おんぶしたり、手を引っ張り、必死で学校の校舎の建物に連れて行く。


異変を聞きつけた先生たちが数人入れ替わるように、校舎から出てくる。

タケルが先生たちを押し戻す。


タケル「危ないよ! 先生たちは教室でみんなを落ち着かせて」

担任の先生「タケルくん。だめだ、君たちも戻りなさいっ!」


パニックになる学校中の児童たち。

だが、好奇心がある。

教室の窓から児童たちが校庭と空を見る。


タケル、ヨシツネ、晴明、ノブナガ、ジャンヌが走り、校庭に再び出る。


校庭のスレスレに、宇宙船が浮かぶ。


黒い宇宙船から悪魔族の王にそっくりな美形の謎の少年が現れる。

謎の少年は空中を浮かんでいる。 

背後に多くの部下の悪魔族が控えている。


謎の少年は冷酷な顔つきで、まずタケルを射抜くように睨んだ。


初めて出会うのに、少年にまっすぐに怒りの表情を向けられて、一瞬ひるんで戸惑うタケル。


タケル「お前、だれだ?」

謎の少年「……。貴様が獣神ライオーグの乗り手か、大和タケル」

ノブナガ「なんでタケルの名前を知っているんだ?」

晴明「まさか……。君はある人物に似すぎている」

謎の少年「お前たち五人のことはすべて調査済みだ。大和タケル、あべの清明、源ヨシツネ、織田ノブナガ、卑弥呼ジャンヌ。父の仇を討ちに来た」

ヨシツネ「父の仇……だと?」

ジャンヌ「破壊王ゲキトツを操っていた悪魔族の王の息子!?」

謎の少年「そうだ。お前は聡明そうだな、ジャンヌ。大人しく降伏して従うなら、お前だけは生かしておいてもかまわん。鳥かごで囲ってやろう」

ジャンヌ「侮辱でしかない! 私は黙って降伏なんかするもんか」

タケル「ふざけんなよ、王子様だかなんだか知らねえが、ジャンヌも他のみんなも、とうぜん俺だって悪いやつに従うもんか!」

謎の少年「それは残念だ。父は致命傷を負い、いまだ死の淵にいる。父の仇、取らせてもらう。そして、地球のお前たちの世界も、異次元のアニマル王国も俺が手に入れてやろうではないか」




手元にはあの魔法のアイテムの腕時計が現れ、ミーニャ姫が空中から出現した扉から飛び出してきた。

受け止めるタケル!

ミーニャ姫は一瞬笑顔を見せるも、たちまちこわばった表情、真剣な眼差しをタケルたちに向けた。


ミーニャ「タケル! みんな、大変! 悪魔族の王の息子が復讐しにこちらの世界に来てしまったの!」

タケル「今度は俺たちの世界が危ないってことか」

ヨシツネ「どうやらまた僕たちの出番らしいね」

清明「何度来ようが、また戦おう」

ノブナガ「……そうだね」

ジャンヌ「世界を守るのは私たちの役目だ」


かつて、五人組はアニマル王国のジャングルの遺跡で英雄アニマルの魂を喚び出し、アニマルロボに乗り戦うことになった。

呼び掛けに応えた獣神アニマルロボ王は3体であり、赤の山と大地の守護者の獅子王ライオーグと青の海と川の守護者の龍王ドラゴナイトと黄色の空と雷の守護者の鷲王イーグレットである。


タケルはミーニャ姫と見守り執事のミニネコと獅子王ライオーグに乗り込む。


清明とノブナガは龍王ドラゴナイトに、ジャンヌとヨシツネは鷲王イーグレットに意気揚々と乗り込んだ。



悪魔族の王子は様々な動物の魂を利用してメカニカル化し巨大ロボ化させ、今度は地球で暴れ放題だ。

5人組は息を合わせタッグを組み困難に立ち向かう。


英雄の末裔である誇りを胸に!


タケルたちがピンチになった時、金色に光る海底の守護者鯨王のホエールズゴールドと緑色の大地の守護者象王のエレファットが覚醒して手を貸してくれる。


新たに五体の英雄アニマルロボを合体させ、最終決戦にのぞむタケルたち。



〜ミュージック〜

ここで主題歌のロングバージョンと戦闘シーン盛り上がりの音楽が入る。



それぞれ五人の顔のアップと合体した獣神の全体像とミーニャ姫の叫び応援する姿が映し出される。


タケル「俺たちは何度だってくじけない」

ジャンヌ「平和な世界を脅かすのは許さないんだからっ!」

ノブナガ「どんなやつが侵略しに来ようとも――」

清明「地球もアニマル王国も、俺たちと英雄ロボが必ず守ってやるー!」

ヨシツネ「決めるよ!!」

五人みんなで「最終必殺奥義! ファイヤートルネードソードアターック!!」


悪魔族の王子の乗るアクマロボは壊れ、彼は校庭に傷つき倒れている。


ミーニャ姫が母の妃から借りた竪琴を爪弾くと、不思議な光が悪魔族の王子を包みこんだ。

王子の傷がたちまちふさがっていく。


悪魔族の王子「うっ……。俺を殺せ」

タケル「殺さない」

悪魔族の王子「なぜだ? 俺や父は侵略しようと破壊行為もした」

ミーニャ「もうやめましょう。ねえ、みんなで仲良くしませんか?」

ヨシツネ「そう簡単に仲良くなんか……」

ジャンヌ「出来るさ。みんな最初は子供じゃないか。きっと大人より柔軟で。頑なにならないでいられるはずさ」

ノブナガ「喧嘩したって仲直りしよう」

晴明「僕らの世代で奇跡を起こそう。なっ?」

悪魔族の王子「奇跡……仲直り……。悪くないかもしれない」

タケル「あのさ、俺も謝るよ。お前の父ちゃん……ごめんな。早く傷が良くなるといいな!」


タケルが悪魔族の王子を抱き起こす。

王子はフフッと笑った。


悪魔族の王子「ああ。……ありがとう。お前たちは変な奴らだな」

ヨシツネ「憎み合うだけ無駄だもん。今度一緒にサッカーしない?」

悪魔族の王子「サッカー?」

ジャンヌ「良いね。私がルールを教えてあげる」

タケル「一個のボールを蹴り合うんだよ。きっと楽しいぞ」

悪魔族の王子「ますます、おかしな奴らだ。そのサッカーとやらでは負けんぞ」

五人「のぞむところだ」


タケルたち五人とミーニャ、打ち解け始めた悪魔族の王子がわだかまりを吹き飛ばすように大声で笑った。

悪魔族の王子の体は光に吸い込まれるように宇宙船に乗り込んだ。


タケル「約束だぞー!」


黒い宇宙船はあっという間に宇宙に消えていった。

合体したままの獣神アニマルロボが校庭で太陽を浴びて、きらきらと光り輝いていた。


ミーニャ姫はタケルたちにいつかアニマル王国と地球を自由に行き来出来るゲートを作ると言い残して、獣神アニマルロボと扉を通り帰って行った。

繋いでいた扉は消えた。



Nナレーション『異種族の壁を超え友情が芽生えた。新しい世代の新しい友情、きっと世界はもっと平和になるに違いない。』


エンディングテーマが流れる。


最後に獣神ロボライオーグの足が映り、咲いた白い小さな花が揺れる。









                               終わり



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