一年C組
ヴェネ・イアル
死神学校に成績不十分により留年した。
プルソン家ベリアル家に次ぐ3大貴族の生まれ。
寿命所持量七十五年
イモータル
人々の寿命喰らい不死になった者
死神
自らの寿命を武器に具現化してイモータルを倒す職業
リリアーネ
白髪の少女。寿命所持量一万年 エルフの血を持つ
プルソン家
この世界の王。血筋には拘りがなく寿命の多さで養子に引き入れたりする。
エルフ族
千年前に原因不明の病によって絶滅した一族
寿命所持量が多く死神としても優秀な一族だった。
「このクラスを受け持つことになりました。
アザゼル・ダリアと言います。担当教科は生物と歴史始めて受け持つクラスなので頼りないかもしれませんがよろしくお願いします。」
そう言って黒板にさらさらと名前を書いて自己紹介をした。
「さて、僕はもう君達の名前と顔を覚えましたがまだ君達はこの教室にいるこれから一年を共にする仲間の名前を知らないはずですので一時間目と2時間目は自己紹介をしましょう。」
「先ず初めは、出席番号順から一番アルバ・ルガーさん」
「は、はい!!」
一番最初の自己紹介だからか、少し声が裏返っていた。
「え、えっとあの…そのおぅアルバ・ルガーです。趣味は読書よろしくお願いします。」
そう言ってあずあずとお辞儀をして座った。
「リアス・デレアさんありがとうございました。
では次二番のヴェネ・イアルさんよろしくお願いします。」
「はい」
「えっと…」
(こう言うの本当に苦手なんだよな…趣味はなんてないし前の人達のをパクるか…)
「ヴェネ・イアルです。趣味は映画鑑賞よろしく」
「はいヴェネ・イアルさんありがとうございました。では次は…」
(いないだろうな、なんならもう来ないかもな)
何故なら一年C組三番リリアーネという少女はエルフ族だ、なんならこの世界の王となる資格を持つ者今頃プルソン家に養子に入ってこの世界の王となるべく優秀な教師に個別に教育してもらうに違いない。
ガラガラ
勢いよく扉を開けた。
そこには急いで走って来たのか息を切らして少しドアにもたれかかっているリリアーネがいた。
「おかえりなさい。次からは廊下を走らないようにして下さいね。一年C組六番リリアーネさん」
「ハァ、はい、次からは気おっつけます…」
そう言ってまだ息をまだ整え切れていない様子で言った。
「では、気を取り直して一年C組六番リリアーネさん自己紹介お願いします。」
「はい!!」
そう言って嬉しそうに返事をした。
「リリアーネです!好きな事は読書と勉強です。よろしくお願いします」
「はい、ありがとうございました。次は…」
ゴーン ゴーン
これから数年間聴き続ける終わりのチャイムが鳴った。
「チャイムが鳴っていまいましたね…
では次は、四番さんからよろしくお願いします」
先生は教室を出て行ってしまった。
「はぁ、疲れた〜」
そう言って隣の席にドカッと座った。
「ねえねえ、名前なんて言うの?」
そう俺に聞いて来た。
「自己紹介はさっきしたぞ」
「私は居なかった。」
「そうか、残念だったな」
「え?!なんでそんな事言うの名前ぐらい教えてよ
これから一緒に学んで行く学友だよ?!」
信じられないと言う顔でこちらをずっと見ている。
悪いが俺はさっきの入学式に笑ったことを恨んでいるからな。
それから何分か俺の名前をしつこく聞いて来たので仕方なく聞いて来たのでいい加減めんどくさくなって来たので教えた。
「ヴェネ・イアル」
そう言うと嬉しいそうにしたので、これで満足したと思いきや出るわ出るわの質問攻め。
(言わなきゃあよかった…)
最後まで読んで頂きありがとうございました。