刀剣極士の鬼神乙女　～異世界転移したら黒髪の美少女になってた上に神社の神様の身体だったけど、転移理由が『居なくなった夫刀を探せ』だけと分かればコッチの物。性別に関係なく無双して世界を救います～

気が付くと異世界に転移していて、しかも黒髪朱眼・黒セーラーの美少女になっていた男子高校生のケンジ。
彼女となった彼の手には、一本の刀が握られていた。

その名は鬼神の宿る刀『桜花』。
彼の叔父が神主を務める神社の御神刀だ。
この刀を抜いた瞬間までの記憶はあったため、原因が刀にあると理解できた。

だがケンジは転生前の説明や神託を受けていない。
急いで行動しなければ野垂れ死に確定だったところで、
冒険者になれば誰でも収入を得られると露天商から教わる。
元の世界に戻りたいケンジは、まず冒険者として生きる道を選んだ――――

――までが、物語のプロローグ。

ケンジはクエスト達成の帰り道に一匹のスライムと出会い、テイムする。
血を分け与えると意思疎通が可能になるとも知り、やってみたところ、なんと男子高校生の姿になった。

スライムだった彼はケンジのクラスメイトであり、熱血系キャラのユウサクという男。
ユウサクはクラス転移に巻き込まれてこの世界に来たらしい。
スライム化していたのは、追放されたときに掛けられた呪いのせいだったようだ。

そしてケンジは彼から、ここは大人気VRMMORPG『アルカドラド戦記』と同じ法則の異世界だということ、
元の世界に帰るためにはラスボスを倒さなければならないと知る。
他にも、彼と同じく転移に巻き込まれ、追放刑を受けたクラスメイトが数名居るらしい。
ユウサクはケンジの善性を信じ、救援と協力を申し出た。

ケンジは自分も同じ転移者で、元は男子高校生だとバラしつつも、
それ以外の素性は隠して協力することにした。
女になっていたなんて知れ渡ったら末代までの恥だからだ。

こうして仲間になった二人は、世界規模の陰謀に巻き込まれながらも、
全員を無事に元の世界に帰すべく活動を始める。

まずは――仲間集めと、明日を生きるための金策から。
この世は金。金が全て。
金がないと何も出来ないのだ。

……という感じの物語になると思います。

投稿日は週一。
早ければ日曜日、遅ければ月曜日の朝。
スローペース更新になりますがよろしくお願いします。