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無言の勇者  作者: 水鏡
3/9

第1話 空

ノリで書いてます。後悔はしてない!

あたり一面の草原。穏やかな風が草木を揺らしている。

うん、これは。


「異世界にきたぁーーー!」


だがチートはない(泣)まぁ、しょうがない。

俺にはまず確認しなければならんことがあるのじゃ。


死ぬかと思った。全てがどうでもよくなった。

まるで、死ぬ気で終わらせた課題を家に忘れた時の様な焦燥感。そんな感情もおさらばだ。


俺はスマホの電源をつけーーーー


「ついたぁぁぁぁ!!」



異世界以上の興奮だ。よかった。ただそれだけ。

更に気づいたことがある。制服のポケットに女神の言う結晶が入っていたが、本当に女神の言うとうりなら、これは、夢にまで見たサービス終了がなくなるのでは?いやそうなのだ。だが、更新もないのか。と、平常運転の俺は目の前にある危険に気づかなかった。


「グルァァ!!」


「・・・・へ?ドラゴンさんじゃないですか。」


そうドラゴン、生態系のトップに君臨するあの生物だ。

やべぇ怖い。でけぇよ。なんか暑いし、俺チートないんだよ。よし、ここはテンプレ様に従おう。


「あのー怪我とかないの?」


「グルァァァァァァ!!」


聞く耳ねぇよ。あ、ブレスきた。



「暑っっっ・・・くない。」


その時、結界の様な何かがドーム状に貼られていた。これは、紛れも無い、


「チートや。」


「ステータス・オープン」


順応力の高さ定評のある俺。お約束ならしょうがない。やってやろう。


ーーーーーーーーーーーーーー

名前:スイゲツ クロユキ

種族:人間

性別:男

年齢:16歳

称号:異世界転移者


Lv1

体力:4958/5000 上昇中

魔力:4500/6500

筋力:1500

物防:1560〜

器用:2500

敏捷:1800

魔防:1230〜

運:9999〜


スキル

全属性魔法

鑑定

成長速度10倍

必要経験値1/10倍

アイテムボックス

治癒魔法Lv2

結界Lv999


固有魔法

武術の極み

魔術の極み

万物創造

魂の収束


ーーーーーーーーーーーー


結界に守られている間にまずドラゴンを鑑定する。


ーーーーーーーーーーーー

名前:アルカディア

種族:ドラゴン

性別:女

年齢:25

称号:竜王の姫


Lv450

体力:650/650 下降中

魔力:1260/1500 下降中

筋力:750 下降中

物防:860 下降中

器用:521 下降中

敏捷:951 下降中

魔防:680 下降中

運:520 下降中


スキル

火魔法

風魔法

雷魔法

威圧・咆哮

呪:屍の重み


固有魔法

炎倍化

結界破壊

空間破壊


ーーーーーーーーーーーー


俺は強い・・・のか?

結界破壊があるのに前の結界が壊れないのは何故かスキルLv999の結界のおかげだろうが、まずはこの状況をなんとかしないとな。幸いなのは恐らく呪いのせいでドラゴンのステータスに下降補正があることか。てかLv450てw


俺の固有魔法にある魂の収束とはなんなのだろうか、と思っていると、魂の収束の欄が出てきた。



ーーーーーーーーーーーー

魂の収束

殺す又は相手を無力化した場合

相手のスキルと固有魔法を自分のものにできる。但し、相手から奪ったスキルや固有魔法は

相手に残らない。(任意発動)

ーーーーーーーーーーーー


かなり有用な魔法だ。だが今はどうしようもない。ならば万物創造はどうだろうか。



ーーーーーーーーーーーー

万物創造

どんな魔法・物質でも作ることが可能。

但し、効果の大きい物ほど消費する魔力は多くなる。

ーーーーーーーーーーーー


これだな。恐らくLvのある魔法はこれで作られたということだろう。これならいける。

俺は魔力を使って二つのスキルを作った。


ーーーーーーーーーーーー

スキル付与

自身のスキルを付与する。

但し、一つの対象につき3回までしか付与できない。

ーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーー

弱点:雷魔法

自身に弱点の属性をつける。

但し、弱点の効果だけ体力も増える。

ーーーーーーーーーーーー


残念ながら手加減は魔力消費が大きすぎて出来なったようなので、打開策だ。

まどろっこしいのは分かる。確かに単に魔法を打ち込むことも可能だが、俺はこのドラゴンを殺したいわけじゃない。こちとら平和ボケした

日本人なのだ。それに俺は動物が大好きなのだ。死ぬかも知んないけど(泣)



「グァァァァァァ!!」


「スキル付与、弱点:雷魔法!!」


ドラゴンは鋭い爪を振りかざしてきたが、結界が守ってくれたようだ。

しかし、これ以上は危ないかもしれないので、一度結界を解く。すると、ドラゴンが威圧を使ったようで、一瞬身を竦ませせる。これは不味い。と、思った瞬間、横殴りの打撃が身体中に衝撃を走らせる。


「ぐはぁっっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」


口が血液まみれだ。ステータスを確認すると

体力が3000を切ったようだ。しょうがない。でかい雷落としますか。




「我が身に刻む雷よ、全てを壊すその力を、

全てを生み出すその力を、どうか我に与え給え

天より轟くその力で、我が敵を射抜き給え

サンダーボルト!!」



直後、空一面に雲が広がりドラゴンへと雷が降り注いだ。ドラゴンは、雷魔法が使えるからか、それを避けようともしなかったが、それが命取りになった。


「グルァ!?グギャァァァ!!」


悲鳴と共に地へと伏したドラゴンはそのままピクリとも動かなくなり、雲も消えていった。


「はぁ・・・・はぁ・・・治癒魔法使わないとな。」


魔力はなんとか残っていたので自分とドラゴンに治癒魔法かける。

ドラゴンはまだ動かないので、スキルを奪っておこうと思ったが、そもそも作れるので意味がないし、一応女のドラゴンのようなので、そういうのは良くない。それに呪いが辛そうでさっきも動きづらそうだった。そう思うと命を狙われていたことを忘れて可哀想に思えてきた。


「万物創造、スキル削除、対象、呪:屍の重み、弱点:雷魔法」


さて、と。ドラゴンが起きる前に逃げますか。どうやら殺さなくても経験値が入ったようなので、かなりLvがあがった気がする。


「ステータス・オープン」


ーーーーーーーーーーーー

名前:スイゲツ クロユキ

種族:人間

性別:男

年齢:16歳

称号:異世界転移者 龍を統べる者


Lv120

体力:6000000/6000000

魔力:6985000/7120000

筋力:580000

物防:595000

器用:1000000

敏捷:780000

魔防:578000

運:999999〜


スキル

全属性魔法

鑑定

成長速度10倍

必要経験値1/10倍

アイテムボックス

治癒魔法Lv120 up!

結界Lv1000 up!

スキル付与 new!

スキル削除 new!


固有魔法

武術の極み

魔術の極み

万物創造

魂の収束

手加減 new!

ーーーーーーーーーーーー


すげぇ強くなってる。手加減は何故か13万もの魔力を消費したが、作っておいた。ついでにスキル削除も。


ーーーーーーーーーーーー

スキル削除

対象のスキルを削除する。

但し、スキルの効果の大きさで必要魔力が変わる。

ーーーーーーーーーーーー



まぁ、いつ迄も呆けていてはならないので早く去ろう。よし先ずは夢の一つ


「空を飛ぼう!!」


方法は簡単。風魔法で周囲の風を調節するだけ。さぁ、人類の可能性を広げようではないか!


「・・・・ふぅ。・・・・・はぁぁぁぁ!」


腹に力を込めて集中する。徐々に足元の草が同心円状に揺れ、俺は地面から足を離し、空高く舞い上がった。


「やった!すげぇ。雲がこんなに近い!」


飛行機で雲の中を通るのはよく見ていたが、肌で感じるのは訳が違う。何故物語の主人公はこれをやらないのだほうか。

さぁ、どこに行こうか。あの山の向こう?それとも街のある方?森の中?海に行ってみるか?

よし、決めた。街に行こう!あの街道まで飛んで行って、そこから歩こう!


イヤホンを耳につけてスマホに接続。ここは

異世界っぽい曲を聴きながら行きますか!



異世界系の曲大好きです。

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