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Nostalgia world online  作者: naginagi
第六章
353/370

先を目指して

「わかりました、お約束通り情報をお話致します。ではどういった情報からにしますか?」

「お嬢様、どう致しますか?」

「んー…」


 一先ず街からかな?

 この街の感じからするとフェアラートもそこまで遠くないようだし、行けるなら行きたいからね。


「ではまず国や街からでお願いします。私をフェアラートの関係者と勘違いしたってことは場所を知っていることですよね?」

「えぇ、勿論でございます。それらの国は我々の交易相手でもありますからね」


 おぉ。

 ってことは割と近くにあるんじゃないかな?

 これは案外すぐ行けるかも。


「ただフェアラートがある地域へ行くには一つ越えなければいけない場所がございます」

「越えないといけない場所?」

「はい。ここより西に大きな山脈が見えると思います」


 あーそういえば確かに大きな山が少し離れた場所に見えた気がする。


「って、もしかしてあれを超えなきゃいけないの!?」

「あっいえいえ。正確にはあの山脈を突っ切ることのできる大空洞があります。ただあの大空洞の中には多くの魔物がおり、一般人では通り抜けることができません」

「えっ? じゃあどうやってフェアラートとかと交易を?」


 通り抜けられないんじゃ交易なんて無理だよね?


「はい、それは南にある貿易港で行っております。あちらならば海を経由して交易国家のメルカトーラへと辿り着くことができます。我々はそういったルートを使って交易をしております。ですので貴女にあの港町とこの街を繋げる街道に出た魔物の退治を依頼したのです」


 なるほどー。

 あの街道が塞がれると交易ができなくなるから私たちに依頼をしたわけなんだ。


「ってことは港から出てる船に乗ればメルカトーラへ行けるんですか?」

「可能と言えば可能ですが、船に乗るにしても自由に乗れるわけではありませんのでそこはご了承ください」


 まぁそうなるよね。

 いきなり来て乗せてーって言っても乗せてもらえるとは思えないもんね。


「しかし船で渡る方が安全かつ確実なら私たちももそちらを選ぶと思うのですが…」

「えぇ、確かにそうですね。ですが異邦人の皆様ならこれを聞けばきっと大空洞へと行きたくなると思いますよ」

「ん? なんですか?」


 プレイヤーが行きたくなることってなんだろ?


「あくまで確定情報ではないのですが、大空洞の中にドワーフの村があるとのことです。それに大空洞でしか取れない鉱石などが見つかっているといった情報も出ています」

「そのドワーフがいるという情報元はどこからなのですか?」

「かなり昔になりますが、どこからかドワーフがこの街へとやってきたとのことです。そして数日程休んだ後この街を去って行きましたが、その際どこから来たのかと尋ねると大空洞から来たと伝わっています。我々も実際に確かめたいとは思ってはいるのですが、如何せん魔物の数も多く、更に強いということもあって調べられていないのです」


 まぁそこは私たちと違って一度きりの命だし、慎重になるのも仕方ないよね。

 でもドワーフってことは鍛冶方面なんだよね?

 ウォルターさん辺りが喜ぶかな?

 それに新しい鉱石って事は上手くいけばリーネさんも喜ぶだろうし、見つかれば採掘しておこうかな。


「確かにそれならば私たちも大空洞を通らざるを得ないですね」

「となると次の目標は大空洞かな?」

「そうなりますね。ただドワーフの村の有無に関わらず、どこかに休憩地点はあるかと思います。でなければあの山脈の大きさから考えるに、数日間籠りっぱなしということになるでしょうからね」


 まぁそこは運営さんも何かしら考えてくれていると思うけど…。


「さて、では次はわしからの情報じゃな」

「えっ? 他に情報があるんですか?」

「まぁ街についてはさっき代表が言った通りじゃ。わしが知っているのはダンジョンなどじゃ」


 ほほう、新しいダンジョンの情報とな。

 これはショーゴや団長さんたちが喜びそうだ。


「さて、お主らは東の沼地を抜けてきたということだが、あそこに現れた魔物は少し変とは思わなかったか?」

「そうですね。まるで合成獣かのようなモンスターが出現したということです」

「文献によると、あれは実は沼地のどこかにある古代の研究所から出てきた魔物ということらしい。だが場所まではわかっておらぬのが現状じゃ」

「なるほど…」

「ただ入口は幻魔法のような何かで隠されているとのことで、それを見破れば研究室の入り口が見つかるらしい」


 幻魔法で覆われた研究室かぁ…。

 でもそれを見破るってなると結構大変そうだなぁ…。

 まぁそこはショーゴたちや団長さんたちに任せよう、うん。


「とまぁ我々が出せる情報としてはこれぐらいだろう。他に何か聞きたい事はあるかのぉ?」

「んー…トアさんは何かある?」

「いえ、私としてもこれだけ情報があれば十分かと。あとは私たち側が調べることです」

「じゃあこの情報を銀翼に伝えて広めてもらえばいいかな?」

「そうですね。銀翼ならば変に曲解して広めることもないでしょう」

「では情報、ありがとうございました」

「こちらこそ助かりました。また何かあればいらしてください」

「その時はよろしくお願いします」


 話し合いが終わった後、団長さんたちに聞いた情報を話して解散となった。

 情報については団長さんたちに一任してもらえた。

 その際銀翼の方針を聞いてみたら、まずは沼地のダンジョンを目指して少し装備等を強化してから大空洞を目指すとのことらしい。

 私たちはどうしようかな?

 ある程度の準備ができたら大空洞を目指す形でいいかな?

 新素材とか楽しみだもんね。

 特に料理に利用できるものとかあるかもしれないし…えへへ…。

 それに新装備で迷惑掛けちゃったし、リーネさんたちにも早いところ新しい素材の提供もしたいしね。

 うーんやることが一杯だー。

ふうなんとか1ヶ月経たずに更新できた(震え声

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 沼地の研究所、「胡蝶の夢」唄えば簡単に見つかるのでは…?
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