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音楽少女と野球少年  作者: すぎな
高校1年生
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プロローグ

白球が宙を舞い、地を這い、そして彼らは歓喜し、煽り、励ます。


金銀に輝く楽器たちは音を奏で、だけど私の黒光りするそれはあまりよく響かない。


届いて、いるのだろうか。

彼らに、この、音が。


ーーー彼、に、この、気持ち、が。


赤くなった頬は、見えていないだろうか。

彼の視界に、私は、いるのだろうか。


彼の世界に、私は、どれほどいるのだろうか。


考えても、無駄なことは、分かっているけれど。考えずには、いられない。


「がんばれ…」


囁いたこの声が、届くことを、届かないことを祈って、私はまた、音楽を奏ではじめる。

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