ブロローグ
どうも、はじめまして。
小説を書くのは初めてでまだ慣れていないのでご了承を
1927年。
朝から雨が降っている。
強くもなければ弱くもない普通の雨だ。
ここは「南洋諸島」、日本帝国海軍の重要拠点である。1番から13番のドックには沢山の軍艦が停泊している。ある艦は燃料の補充、またある艦は点検を行っているようだ。そんな中、戦艦「紀伊」は2番ドックの片隅に停泊していた。
紀伊型戦艦の1番艦、紀伊は、1922年に行われた「ロンドン軍縮会議」で、扶桑型戦艦の解体と金剛型戦艦の予備役にする事によって保有を許された戦艦であった。
「・・・・・」
そんな紀伊の誰もいないはずの艦橋で外の景色を見つめている男が立っていた。
その男の顔は、輪郭は丸みがあり、目は細く、花は低いいかにも「日本人」という感じのかおつきで、体格は少し長身(当時の日本人の平均身長にしては)で、しっかりした体格である。
彼のこの男の名前は「永田 昭雄」帝国海軍第6艦隊旗艦「紀伊」艦長である。階級は大佐である。
そんな永田の目は、一言で言うと、「生気が感じられない」。
すると、雨が急に強くなってきた、まるで、彼の心境を表現しているようだった。
強くなる雨のように、どんどん強くなっていく、「悲しみ」と「後悔」という感情が。
学校が始まったのでしばらくおくれます。