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第七章

第七章 突然の来襲 上


「アリスさん…あなたは一体何者なの…?」

クローリー先生は聞いた。

アリスはしばらくうつむいていたが

顔をあげて言った。

「私は…」


ガシャーン!!


教室に大きな音が響いた。

みんな窓の方を見る。

「くそっ…!こんなときに…っ!」

アリスは歯を食いしばりながら言った。

「黒幕のお出ましってか」

エミルは目を鋭くしながら小さく呟いた。

「ほぉ。私たち黒幕の存在を

すでにご存知でしたか。きっと教えたのは

そこのクローリーでしょう。」

クローリー先生はビクッと震えた。

「ねぇねぇ!今日は1人なの?」

アニィが無邪気に言う。

「あなたは…アニィ。

天の魔法を使える方ですね。

ええ、今日は私一人でございます。いや、

私一人で十分なのでございます。」

にこやかだった黒幕の顔が一瞬にして

殺し屋の顔に変わった。

その変わり様に皆、足がすくむ中

ただ一人、アリスだけは真っ直ぐな瞳で

黒幕を見つめていた。

「私に宿りし風の神。

我が身に力を授けたまえ。」

アリスはそうつぶやき黒幕の方に跳んだ。

アリスは空中で目をつぶり、

黒幕ギリギリで目を開け

マジックアイを発動した。

そして黒幕に手をかざし叫んだ。

「風砲!!!」

一気に風が吹き荒れる。

5人は立っていられなくなって座り込んだ。

しばらくたつと風は落ち着き、

アリスを守るように囲みだした。

「黒幕、今日はこれ位にしておく。

消えたくなければ

さっさとこの学園から去れ。」

「去れ…と申しました?この私に?

私はまだ本気をだしていませんよ」

そう言って不敵な笑みを浮かべると

黒幕は魔法を発動した。

それを見てアリスは震えだした。

「やっ…闇の…魔法…」

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