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ただの人形が天才魔術師になるまで  作者: 戸崎猫男
第2章:霊園教編〜ただの人形が宗教を潰すまで〜
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第24話 SS3~俺vs人形~

はぁ、はぁ、はぁ…………

疲れた。


めっちゃ走った。

でも、とりあえずあの親人形の領域からは逃げきれた。


『逃げるなぁぁぁぁぁ!』


速すぎだろ!

もうあの親人形の眷属きたんだけど!?


声が聞こえた方を見てみると、そこには一体の人形が走っていたのが見えた。

その人形は俺よりも断然デカかった。


おそらく、俺のお兄ちゃん的存在なのかな?

だが……………


くそ……………俺は人形として生まれてきたばかりだからめっちゃ弱いぞ?

勝てる……………か?


いや、でも俺は楽しい第二の人生を送るって決めたんだ!

やけくそでも逃げてやる!


『おい!逃げるなこの野郎!』


アンタらが何を言うと、これは俺の人生なんだ、新しい人生なんだ。

だから逃げるんだよ!


俺は残りの体力を全て振り切り、走った。

息切れなんて気にしなかった。


それぐらい、「逃げる」と言う思いが強かったのだ。

そして、しばらく走ってから後ろを振り返るとお兄ちゃん人形はすぐそこまで来ていた。


ヤバいヤバい!

さすがお兄ちゃん、速いですね!!


『止まれぇぇぇぇぇぇ!

殺してやるからよ!!』


うっわ。

殺意丸出しじゃん。


堂々とよく殺してやるからよとか言えるな。

ふっ。


笑えるぜ。

となぜかマウントを取り、調子に乗った俺に天罰が下った。


痛ッ!

地面にあった石に躓き、転んでしまったのだ。


あ、終わった。

と俺は思った。


もう、お兄ちゃん人形は転んだ俺の目の前に止まっていた。

お兄ちゃん人形は手に持っていた白の剣を俺に向かって振り下ろした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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