第12話 神との会話
ここは……………
確か俺は全身に注射を打たれて……………眠ったんだっけ?
この空間は何だ?
とても白い空間だ。
『こんにちは、リカエル君』
誰だ?この人。
いや人なのか?
と、とりあえず、ステータス!
は?
ステータスを見られない…………
ステータス!ステータス!!
はぁ、はぁ……………
なんでステータスが見られないんだ?
『残念じゃが、このわしのステータスを見ることはできん。
わしはこの世界を管理をしている神じゃ。
神と言うのは絶対的な領域、つまりはあまりの絶対的な強さのせいでステータスなど見れないということじゃ。
元々わしは平凡な人間じゃった。
だが、わしの職は冒険者だったので魔物の討伐数は余裕で10000はいっていた。
そしてわしは魔物の討伐数が10000に到達したおかげで、神に神化した。
わしは神となり、この世界を見守り、管理している。
なにかこの世界で危険なことが起きようとしていたら、この世界を管理している神として、神の力でなんとか止める。
その生活が続いてもう1000年。
正直、この世界の管理は飽きてきた。
そこでだ、君を見つけた。
霊園教の霊園実験の生贄とされている君をね。
ここはわしが住んでいる世界、神界。
この世界にはわし一人しかいない。
今の君はあくまで魂だ。
実体ではない。
そしてわしが今一番君に伝えたいことは一つ。
この後、君は現実世界に戻ったらおそらく廃人状態となるじゃろう。
じゃが、必ず助けてくれる人がいることを忘れるな。
わしが伝えたいのはこれだけじゃ。
ジジイとの会話に付き合ってくれてありがとうな』
一体なんなんだ、あの人は?
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