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第11話 霊園教
~リドール視点~
自分と師匠はこの村の人たちに心当たりがあるか聞いてみたが、誰一人心当たりがないと答えられた。
だが唯一一人だけ心当たりがあるという人がいた。
「うーん。あっ!確か、わしの親戚の人がいきなり魔法陣が現れて消えたと言っていたのを思い出したぞい」
その人はおばあちゃんだった。
80歳程の。
『一体ご主人様はどこへいったのでしょうか…………』
「……………実は、俺も心当たりがあるんだ。
リカエルさんがどこへいき、なにをされているのかを」
『………………!どこでなにをしているのですか!?』
「おそらく、霊園教の教会で霊園実験の生贄にされている」
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