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“世界はダンジョンと共に”あらすじ2

 

 第3章 カップ・ローズ


 カジノへと向かう道中、装備を話を少しして、訪問が終わったら仕立て屋に行く事が決まった。

 《金蜘蛛の心臓》を求めていたブラックの前で、羽山健人はゴーパーを召喚する。それに満足した様子のブラックは、3人で記念写真を撮った。

 しかし、本来の依頼であった心臓は手に入れられなかったので、報酬もなくタダ働きに。アーローさんはお疲れ。

 仕立て屋に向かう車内で、メイルからボスモンスターが抜け出したという話を聞かされる。その時、頭の中に前に打つかった水色の髪をしたモンスターの顔が浮かんだ。

 その事を報告しようか悩んでいると、アルダードが元気よく話を始めてしまったので、車内はちょっとしたパニックに。

 なんだかんだあり、S級冒険者と一緒に探索出来るかもしれないという話になっていった。

 仕立て屋に行くとそこには『ブラッド・ハルヴァルギル・ドラゴン』の鱗が使われた5億グルもする鎧があった。そして、それは羽山健人への贈り物だった。

 それを受け取るも、5億の重みに押し潰されそうになる羽山健人だった。

 その鎧は2つあり、羽山健人とメイルの2人分用意されていた。合わせて10億グルの重みに潰されそうな2人だったが、これから会うというS級冒険者に気持ちを切り替える。

 事務所に帰るとS級冒険者とその秘書が居た。

 2人は場所も弁えずにイチャイチャし始め、なんだか複雑な気持ちになっていたが、不意にS級冒険者のコッパーが事務所に置いてあったボールペンを捕み、それを欲しがる。

 特になんでもない品だったので渡すと、コッパーさんはいきなりそれを飲み込んでしまった。


 みんなで手分けしてモンスターを探す事になる。すると、ゴーパーが手伝いたいと言い出した。幸運なゴーパーなら早く見つかるかなぁ、という適当な考えて召喚すると、街のあちこちを逃げるように走り回ってしまった。

 ゴーパーは目的のエテルを見つけ出した。そこに行こうとするが、他の人たちには連絡しないようにと約束をするように言われる。報告するべきだとは思いつつも、そのままエテルの元へ。

 エテルは混乱している様子で、ちょっとの刺激で感情的になってしまった。あまり上手くいっている様子もないので、一度引き下がる事に。

 その次の日、もう一度例の場所へ行き、説得を試みようとしたが、相手の心の地雷を踏んでしまい、モンスターが暴走してしまう。

 周辺に被害が出る前に連絡をするべきだ、とは思いつつも、そのモンスターを助けたいと思ってしまい、ガードをしながら耐え続けていたが、最終的には位置情報とメッセージを送ってしまう。

 送ってしまったが、来るまでにはまだ時間がある。その間になんとかして説得したいと思っていたが、中々上手くいかない。

 ローズという名前を与えたエテルは、羽山健人の願いに応えない。困りながら攻撃を凌いでいると、そこにコッパーが来てしまった。

 コッパーがここに来た事によって、暴走はもっと激しくなる。辺り一帯を更にするような攻撃をしてきたローズ。

 それでもまだ諦めたくない羽山健人は、コッパーに頼み、少しの時間をもらう。

 コッパーはローズを拘束して話しやすい状況を作ってくれた。しかし問題はこれからだった。

 対話を続けていく中で、羽山健人はローズに約束をする。人間のように歩けるようにするという約束をされたローズは召喚獣として使役される事を決めた。

 問題が解決して、アーローたちと合流する。そこで、ゴーパーならば街を歩いても良いのではないか?と思い、その事を話してみるが、モンスターを街で召喚するのは違法だと知り冷や汗をかく。

 しかし、私有地であれば問題ないとも言われたので、山を買いたいと言っていたところ、メイルさんは別荘として山を持っていると言われたので、それを買う事に。手続きはアーローに任せる。その会話の中でローズを使役した事がバレる。その後、選挙協力の事や、ゴーパーの事を説明する為に、ブラックの所へと赴く。私有地であるカジノに金蜘蛛を召喚出来れば、モンスターと人間の距離は近づく。


 カジノにゴーパーを預けることに成功した帰り道。車内でアーローがモンスターに冷たい態度を取る。

 それが気になった羽山健人はモンスターについてどう思っているのかを聞く。すると、モンスターはモンスターであると言われてしまう。

 自分のやっている事は狂気かもしれないと思い出した羽山健人は、冒険者ではない、もっと普通の人がモンスターに抱いている感情に付いて知りたくなる。

 知り合いの少ない羽山健人だったが、柏木という元同僚が頭の中に浮かぶ。何も言わずに退社した事を理由に会いたいと連絡をして、普通の人の意見を確かめようとした。


 一緒に会う約束を付けた後、いつものトレーニングをこなす為に外へと出ていこうとする。

 そのタイミングで、ローズが部屋の中で自由にしたいと言ったので出発前に召喚した。

 玄関から出ていこうとする時、笑いながら手を振って見送ってくれたローズに、羽山健人は恋しそうになる。そこで、モンスターと人間の間にある壁に気付く。

 多くの人が『モンスターとは友達になれない』と思っているのと同様に、『モンスターとは恋人になれない』と感じた羽山健人は頭がパニックになってしまい、落ち着いた状況に戻れなくなる。

 落ち着きのないまま、ひたすらに筋トレをしていると朝になった。

 柏木がやってきたが、その日は選挙当日だったので、一緒に事務所で結果を待つ。ミーハーな柏木は色々な人にサインを求めたりしていた。

 結果が出ると昇級していた事が分かったので、安心する。一人前の冒険者という称号を貰った。

 家に柏木を迎えると、ローズの様子がおかしい。羽山健人との間の距離感が明らかに今までとは違うほど近づいていた。

 2人の関係性を柏木から聞かれた時にローズは恋人だと言う。

 それに同意を求められた時に、動揺からか咄嗟に「そうだよ」と言ってしまうと、【愛情】という称号が解放されてしまった。モンスターと恋人になってしまった。

 ローズと恋人みたいな雰囲気を出しながら柏木と話していると、帰る時間がやってくる。玄関の扉を開けて、今回の本題である、召喚獣に付いてどう思うのか聞いてみる。

 最初は遠回しに聞いたので、中々状況を理解できていなかった柏木。そこで、ローズがモンスターである事を切り出す。

 玄関の前でそんな話をしていると、家の中で聞いていたローズが申し訳なさそうに、恋人なのは嘘だ、と言う。

 その様子は非常に動揺していて、羽山健人が恋人関係を認めても収まらず、暴走する。部屋の中はグチャグチャになったが、柏木との会話の中で、ローズとの約束を守る事を誓う。

 家がグチャグチャになった事により、家主と揉めてしまったが、アーローがお金の力で解決する。家がなくなった羽山健人は、事務所の空き部屋で反省しながら自分のステータスを確認していた。


 ○第3章 終了


 第4章 ソード・ストーム


 事務所にいると久々にトリガーラッキーと出会う。いきなり羽山健人に話があると切り出した彼女は昔と変わっていなかった。

 話とは、S級冒険者であるソルドが非合法な事を行うので、殺す必要があるという話だ。

 しかし、それをする前に人間を改造しているマッドサイエンティストのシリンを捕まえるという話になり、みんなで彼のアイスクリーム工場へと向かう。

 その中で様々な説明を受け、冒険者には警察と似たような権限があるという事を知り、問題のある相手であれば殺せるという事を知る。

 人を殺す事に抵抗感を持つ羽山健人だったが、モンスターを殺した事がある自分には出来るかもしれないとも思っていた。

 アイスクリーム工場に無理やり押し入っていき、シリンの部屋へ入っていくと、そこでは改造されたゴブリンが居た。グロテスクなその姿に驚きつつも、犯人であるシリンを待つ。

 しばらくするとシリンがやってきた。

 メイルはスキルを叩き込んで、相手を無抵抗の状態へと持っていき、拘束するという目的を果たした。


 その事はニュースにもなり、様々なサイトに羽山健人達の顔が掲載されている。

 トリガーラッキーはネットにソルドとシリンが密会している写真をばら撒き、コレでソルドが動き出すと言う。

 羽山健人は思い通りに事が進む運命というスキルに興味が湧いたので、自分の将来について教えてもらう。

 すると、S級冒険者の中でも特別な存在である、SSS級冒険者になると言われてしまう。

 ローズとの約束は守れそうだ、と一安心しながらカジノへ行き、ゴーパーと再会する。


 事件前日の事務所は慌ただしい。冒険者がどこに配備されるのかが決められており、地図にはそれぞれの持ち場が書かれている。しかし、羽山健人の場所はどこにもなかった。

 不思議に思っているとトリガーラッキーが迎えに来て、車でホテルへと行く事になった。ゆっくり休む為に必要だそうだ。

 道中でもう1人のS級冒険者であるクインも殺す予定であると聞かされた。

 ホテルに着き、部屋の中で召喚獣と会話をしているとローズが落ち込んでいたので話しかけてみる。

 会話の結果、お互いに好き同士である事が分かり、名実共に恋人となった。


 警報の音からモンスターの襲来を知る。なので、ホテルから出ていき、アーローさんと合流して、事務所へと移動する。

 そこには魚みたいなモンスターが居たが、それはアーローさんの召喚獣だった。本来は街の中で召喚するのは違法だが、緊急だからという事で召喚しているらしい。

 そこでしばらく待っていると、S級冒険者のジャックが複数の人を引き連れてやってくる。止まる事なくずっと走り続けるその『ジャック騎士団』に必死で着いて行った。

 街中にも関わらずボスモンスターは現れる。それに対して、『ジャック騎士団』は完全に統率の取れた動きで何事もなかったかのように迎撃する。

 そんな風に進んでいると、縦に長い長方形のソルドの家に辿り着いた。しかし、中にはソルドがいないらしい。トリガーラッキーさんも合流して、中に入ろうとした時、『死神』というS級のボスモンスターが登場する。

 彼は警備をしていた人を殺してしまった。モンスターなのに人を消し飛ばしてしまった。

 羽山健人とトリガーラッキーの2人は、ソルドの元へと急ぐ。『死神』はジャック騎士団に任せなければならなかった。


 必死に走った先にあったのは闘技場だった。そこにいるソルドを倒す為に、トリガーラッキーの指示に従い、全ての召喚獣を召喚してから、ソルドの元へと向かう。

 闘技場にいたソルドはゴーパーとローズを見て動揺する。ローズが逃げ出したキッカケを作ったのはソルドであったらしく、ローズに向かって愛していると言う。

 ソルドはストームというS級ダンジョンのボスを召喚する。それは、天候を変えてしまうほどの力を持っていた。


 現れたのは、明るく元気なストーム。子供のようだな、と思っていると、雨に濡れたアルダードの体調が悪くなってしまう。

 戦いの始まりを告げる為にソルドの元へアルダードは行くが、ストームの【雷脚(ライキック)】というスキルに一蹴され、羽山健人の元へと戻ってきた。

 他2人の召喚獣の体調も悪くなってきたので、2人も羽山健人の元へと戻る。

 それから、羽山健人は新しく覚えた【波紋化(ウェーブ)】と、今までも使ってきた【鉄人化(スティール)】を発動して、いつものように勝利しようとするのだった。

 ストームと戦っていると、いきなり相手をしている2人が毒に苦しみ出す。何事かと思っていると、トリガーラッキーがスキルで用意した罠が発動した模様だった。

 今まで傍観していたが、それを気にバンバンと拳銃を発砲する。S級相手なのに圧倒してしまうその姿を見て、敵にしないようにしようと思う羽山健人だった。

 それからも抵抗を続けるソルドだったが、トリガーラッキーの運命を見る力の前には無力で何も出来ないまま終わりそうになる。

 死ぬ運命にある事を告げ、最後に会話をすると、やっぱりどこか自分に似ていたんだな、と思う。

 会話の中で、ストームが羽山健人の召喚獣となる事が決まっり、後は殺すだけになる。

 思いっきりハンマーで吹き飛ばしたソルドの死体を見て、モンスターには死体がないという事を思い出した。


 ソルドを倒した結果、ストームが召喚獣になる。雷脚(ライキック)というスキルを手に入れた。

 闘技場の外へ出ると、台風とソルドの召喚獣によって荒れた街並みがある。

 トリガーラッキーはストームに瓦礫などを集めてほしいと言う。なので、羽山健人はストームを召喚し、街の中を綺麗に掃除した。

 その様子も見る街の人たち。もしかするとモンスターと人間が共存する社会は実現可能かもしれない。


 トリガーラッキーと羽山健人の昇級の為の選挙が行われる。事務所としては、S級への昇給であるトリガーラッキーを優先するという事を言われた羽山健人は、当日まで街の復興を手伝う事となる。数日後、2人とも昇級する。

 トリガーラッキーは復興の為に召喚獣を使用するべきだという案を提出した。影響力があるので、実現されるかも知れない。羽山健人も自分の案をアーローと一緒に考える。

 トリガーラッキーは将来の羽山健人の運命を話す。


 ○第4章 終了


長くなってしまっているので分けます!

読んでいただきありがとうございます!

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