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手提げ鞄とこうもり傘  作者: 萩原 學
8/22

飛花流水

流れる水に雪の落つ

落ちては溶ける牡丹雪

落ちては流るる(みぞれ)

溶けるとも知らぬ(あられ)

流れる水に雪の落つ


(あした)(ゆふべ)に天照

日は先ず上る水平線

お昼は黄色く工場に

夕陽の血汐は山裾に

夕に朝に海照(あまてらす)


寄せては返す波の先

舟漕ぎ進むは波の上

舟も沈めば海の底

恋の(うら)みも深き淵

寄せては返す波の先


遂には潮の花咲かん

海風吹いて山登り

高く登れば手足も凍え

湯気も寒さに凍りつき

遂には雪の花咲かん


流れる水に花の落つ

朝の空に白白(しらじら)

雨風吹かば濡れ積もり

焼き捨つ骨より脆くして

流れる水に花の落つ

Niamh Parsons歌う"Fear a' Bhàta"を聞いてイメージ。曲はスコットランド古謡、歌詞はゲール語なので何を言ってるか解らないのだが、船乗りの歌らしい。Sandy Dennyの同曲だと、こんな感じではなかったと思う。

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