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手提げ鞄とこうもり傘  作者: 萩原 學
10/23

街道

もう何度も通った筈の宿場町の中を

昨日生まれた人のようにそろりそろりと歩く

信号機の向こうに落ちる影法師はどうやら信号機の影というよりは

自分の切れ端が落ちているような気がしてならず

だったら全力で取りに戻らなければならないのだが

逆立ちして自転車を漕ぐような姿勢からは

当たり前だが手を伸ばすことも出来ない

何でそんなことをしているかと聞かれると

自分でももう覚えていないのでわからない

更に当たり前だが日が暮れるまでに帰らないと

ご飯に入ることも夕風呂を頂くことも出来ない

でももう駅がどっちだったかも覚えていないので

きっともう僕はここから帰ることも叫ぶことも出来ないのだ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] いい感じに不条理な詩で、面白いです。 逆立ちして自転車を漕ぐような姿勢からは というところが、とても面白かったです。私ではこういう表現はできない、この間の尻尾の件といい、才能あります! 最…
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