第11話 グランVS黒夜
やばい投稿ペースが上がらない(汗)
でもそれにつり合ったものができたと思っています。
「じゃあグランさん行くよ」
「ああ、いつでもいいよ」
今俺達は屋敷の裏庭?(山に面して広いためよく分かっていない)で木刀を構え合っている。
理由は昨日、料理教室の後に明日手合わせしてくれと頼んだからだ。
まあ前に、グランサンも手合わせしたいと言っていたのでいい機会だろう。
だが、直にとはいかず仕事が終わった後なので午後になってしまったが。
ちなみに、今持っている木刀は俺の手作りだ。俺の手では普通の木刀は大きすぎるため木型の魔物の素材を使って作った特注品だ。一様グランさんのも俺の手作りだ。
そういやーグランさんも元はS級冒険者だったな。と思いながら魔力を体に流し強化させる。
強化度合いは、≪筋力40≫、≪俊敏30≫、≪耐久30≫だ。元S級冒険者なのだから当然、筋力も俊敏も文字通り桁違いだ。いくら俺の肉体が高速修復による恩恵を受けて魔改造されても人外と呼ばれているS級には遠く及ばない。だから筋力で押し返されないように少し多く強化するのだ。拮抗し、押し返されたらその瞬間を狙われておしまいだ。
そのための強化なのだが、きっと気休め程度にしかならない。
だがこの戦いはいい経験になるだろう
「じゃあ行くよ」
足に力を入れて駆け出すしょっぱなから[縮地]を使い距離を詰める。
魔法が使えないため体術でどうにかするしかないのだ。
瞬間で目の前に現れたことに驚きはするがすぐに対応される。
横の薙ぎ払いに遠心力を使いさらに威力を上げ、力で負けないようにする。
これこそが今の俺にできる戦い方だった。
だがそれでも押し切るほどの強さは出ない。さらに、打ち合いになったときそのを使えないためすぐに距離をとるためにバックステップをする。
だが当然これで終わりじゃない。小さな体を活かし低い角度から近づきまた打ち込む。
そしてまたバックステップで離れる。それを何回も繰り返し隙を探す。
「なるほど。私の視覚外から打ち込むのではなく視覚の影から打ち込むのですね」
「くっ!目をつぶりながらとは余裕だな!」
この戦術は俺が一方的に疲れるのだ。向こうは俺の攻撃を防いでいればいいのだから少ししか動かないが、俺はずっと動き回るため休みがないのだ。
グランさんはハンデとばかりか目をつぶっているが、すべて攻撃を防いでる。さらに俺に一切油断を見せないのだ。だんだん余裕がなくなり、息も上がり手が御座なりになる。
言葉使いにも気をまわせていなかった。
「まだ甘いですね」
そうして弱くなってしまった攻撃を武器ごと払われてしまう。
これでも日々、山に登って降りてを繰り返して体力をつけているが、それでも焦りと常に全力以上の攻撃で10分と持たなかった。
無理な身体強化をかければどうにかなったが、魔法なしでは【聖幸】が使えないので5分と持たなかっただろう。
さらにこれ以上体に負荷をかけるのはまずい。矯正しないと治らない怪我をするかも知れないのだ。
だからこそこれ以上無茶はできない。
「やっぱりまだグランさんには勝てないか。もう少し鍛えないと」
「いやいや、そう簡単に負けはしないよ。これでも元S級だからね」
前回の戦い。つまりS級冒険者のヴィダンとの戦いでは魔法【雷纏】を使いさらに俊敏値に魔力強化をガン振りしたため目で追いつけない速度を出せたのだ。
それでも【陣風】の追い風や薄い風の刃で傷つけなきゃあそこまで追い付けなかっただろう。
さらに未来予知や相手のステータスすらも視ることができるこの‘眼’は魔眼と言うらしい。
ちなみにさっきちらっとグランさんのステータスを見た
それがこれだ
__________
グラン(16歳)
元S級冒険者7位。元七剣王七剣。(Lv98)
『職業、長剣使い剣士』(人族)
HP 1024/1024 MP 985/1008
筋力1103 (1652)
体力1453 (1984)
耐久1244 (1321)
俊敏1103 (1550)
耐性576 (1256)
魔耐364 (865)
(幸運567)
≪使用魔法≫
『通常魔法、攻撃』
【ファイアーボール】
【セイントアーク】
『通常魔法、生活』
【ソフトウォッシュ】
【バブルウォッシュ】
『通常魔法、聖魔法』
【ポイントヒール】
【エリアヒール】
≪能力≫
『自動HP回復Ⅲ』
『自動MP回復』
『気配察知Ⅶ』
『魔力感知Ⅴ』
『自動MP回復Ⅲ』
『思考速度向上Ⅵ』
『心技一体Ⅳ』
『身体強化Ⅵ』
『思考速度向上Ⅴ』
『精神攻撃耐性Ⅴ』
『精神異常耐性Ⅴ』
『剣術Ⅷ』『体術Ⅳ』
『古武術Ⅴ』『古流剣術Ⅶ』
『家事』『鑑定Ⅲ』
『精神統一Ⅹ』
≪状態≫
『良好』『精神統一中』
≪称号≫
『元S冒険者、7位』
『元七剣王七剣』
『マリア・フィールの従者(その3)』
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人間でステータス1千越えだなんて・・・どんだけ人間やめてんだよ。
俺、前に本で読んだことがあるぞ。たしか人間のステータス限界は999だって。
基本それを超える方法は魔力による強化か、魔法による支援だけだ。
つまりS級冒険者は人外扱いなのか。前も言ったがS級冒険者は一軍隊だ。それは博識のリシューさんが教えてくれたことなのだが。その時は比喩的表現なのだと思ったのだがまさかそのままの意味とは思わなかった。
だが俺にだって可能性はあるなんせ、前世では侍なのだから。まして俺はまだ5歳。
今から体の成長が楽しみだ。
もちろん鍛え続けるし努力を怠りはしない。それでも五歳の肉体にあった鍛え方をしようということだ。
そして今俺が最も練習せべきは“魔法”だ
さらに俺は未だ一度も神話魔法を発動したことがない。
そのため今日はこの山脈を越えた先にある大草原で練習しようと思っている。
ちなみに、なぜ山脈を越えた大草原にしたのかは2つ理由がある。
1つは、とても広い約129Kmはある。東京ドーム25000個以上だ。
これでどれだけでかいか分かってもらえたかな。ま、想像つかないと思うけど。
俺は自分で計算しても想像つかなかった!
え?そこ威張るとじゃない?あ、そう。
そ、そして2つ目はちかくに竜の谷という場所があり、たびたびドラゴンが出るから人が寄り付かなくなったらしい。俺からしたら好都でしかないけど。
そして完全に行き先を決定しどうやって移動するかも決めた。
だがそれを昼のときマリアさんたちに行ったところ・・・
「やめなさい。絶対にやめなさい!」
「コクヤ様悪いことは言いません、やめたほうがいいかと」
「そ、そうですよコクヤくん。さすがに竜はまずいですよ」
まさかの全員からのバッシング。俺はまだ世間に疎い。そのため何か常識から外れたことをしているのかもしれない。
あとどうでもいいのだが今一番仲がいいのは誰かと言われたらリシューさんと答えるだろう。
呼び方からわかると思うが一番親し見やすい。
と、そんなことはどうでもいいのだが皆一同不安そうだ。
そこで一番詳しいであろうグランさんが今まで見たことの無い怖い顔をしていった
「コクヤ、竜はさすがにまずい。あいつらは人類が手を出していいものじゃないんだ」
「えっと、どういうこと?」
「いいか、竜はS級冒険者でも50位以内に入ってる者たちにしか一対一では勝てない」
「えっ?!」
俺はその時、電撃が走った。とてもあり得ない話だったからだ。
何度も言うがS級冒険者は一軍隊と同じだ。
さらに50位以内からは完全なる人外。普通のS級冒険者でさえ、ステータスに人間の最頂点である999を超える1000越えが1個か2個しかないのに、50位以内は基本殆どが1000越えだ。そんな『人間辞めました』な奴らでしか勝てないと言われて並々ならぬ緊張が走る。
さらにグランさんは元とは言え七剣王の一人だ。そんな剣士のランクで測れなくなった人達がこうもしっかり“やめろ”と言っているのだ。それほどこの世界の竜と呼ばれる存在が規格外で人類の手には負えないのだ。
一様これは捕捉だが、竜と言って種類があるのだ。
強い順から、龍神→龍王→色竜(火竜海竜や、黒竜や毒竜)
→ワイバーン→ワイアーム
という順番になっている。
また一様捕捉に捕捉だがワイバーンやワイアームはA級でも上級なら一パーティーで対処できるほど弱い。見た目が竜に近いため竜種に入ってるだけで、適正冒険者ランクはA級300位以内だ。
A級でも下位の人たちはそこまで強くない。そこそこな依頼をこなしていれば気がつけばA級になれるのだから。そしてそいつらでも倒せるのは理由がある。
ワイバーンやワイアームは魔物特有の能力(火の玉や自分を浮かす風の操作など)は使えるが知能が低いためそれ以上ができない。
それに比べ竜達は魔法や会話ができるものたちもいる。基本上位種だが下位種でも魔法は使える。
それだけでA級の50位内のパーティーなのだが、上位種と最上位種はブレスというまさにファンタジーなものを使う。そして奴らのもっとも危険なものが竜の咆哮という魔物の咆哮とは一味も二味も違う技を使ってくる。
まず範囲が違う。さらに物量を持っているがごとく圧力、それだけでなく本当に麻痺してしまうのだ。魔物の咆哮は恐怖を竦ませるのと大音量による聴力の麻痺だけだ。
そしてそれらの能力を使うことができる竜を従えるのが龍王だ。
ちなみに竜は西洋の言い方で龍は東洋の言い方だ。違いは見た目だけじゃなく龍は神聖をもっている。それは龍王も龍神もだ。能力に関してはグランさんでも知らないらしい。
なぜなら龍王と人類が戦ったのが500年前。さらに300年前の魔族戦争でほどんで文献は消えているためほとんどの人が知らないのだ。
龍神は居るかどうかもあやしい存在だ。
と、そういう理由が重なってグランさんは必至で止めたのだ。
「わかりました。では今日もいつもどおり体を鍛えるとします」
「ええ、残念だと思うけどそうしたほうがいいと思うわ」
顔をした向けて落ち込むを俺を励ますように言うマリアさん。
だが俺の内心は・・・(この俺が大人しくするだと、笑わせてくれるぜ。俺がどれだけ神話魔法を楽しみにしたと思っているんだ。此処で諦めるわけにはいかない)
とても悪い顔をしていた。
これは修正後に書いた裏話です。
ー裏話ー
俺は数日前の武器が完成したときのことを思い出していた。
俺の今ある主要武器は完成していた、だが武器のひとつだけ作り上げたとたんなぜか俺の手から離れて勝手に動き出したのだ。
前世だったらポルターガイストと騒いでいただろうが、この世界は魔法も何でもありな世界だ。
ちょっとやそっとじゃ驚かない。
だが俺はそのとき魔法なんて使っていなかった。
俺の作った武器は中に浮かんだまま動かないので触れようと手を伸ばしたとたん、俺に向かってきた。鞘に入ってあったため危険はないが咄嗟に【収納箱】を発動させて仕舞おうとするが通り抜けて俺に刺さった。
「ウオゥ!ッツてぇー・・・あれ?」
だが俺は痛くもかゆくもなかった。急いで胸を見てみるとすでに持ち手の部分しかなく唖然としていた隙に完全に身体に入ってしまった。
あっけなく、ポカーンとしていたが確かに心臓付近にいると確信できた。
理由はわからないが確かに確信できたのだ。
「いったい、なんだったんだろう?」
今でもわからずあまり深く考えてはいないが、これが数日後俺の希望になるとはこのときは思っていなかった。




