傍観少女は決意する
初めての小説なので、文がめちゃくちゃだと思います。批判、応援などなどコメントしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
私は今日も、恋をする。
私は海瀬星南。小さな財閥の、一人娘。そんな私は、生徒会の副会長、正堂清志さんに恋をしている。始まりは入学式。堂々と挨拶をするあなたに、心を奪われた。アプローチしようと思った。けれど、出来なかった。五月に転校してきた桃園六華さんにあなたは心を奪われてしまったから。庶務の選定。もしかしたら、と思った。成績はいつも三位だったから。見てくれていると思った。でも、そんな希望は、儚く散った。庶務は、六華さんとイケメンと評判の男の子だったから。私はただ、見ていることしかできなかった。生徒会の方全員が、六華さんに心を奪われていた。非難する資格はないと思う。あの子は自分からアプローチしていった。臆病な私は、話しかけることもできなかった。生徒会を好きな子の中には、私のように、無表情でいる子もいた。激しく怒り出す子もいた。泣きじゃくる子もいた。皆、生徒会の方々の、
「六華、俺はお前を愛している。」
「桃園さん、僕の物になってください。」
「「六華!僕たちとあそぼ!」」
「六華ちゃ~ん、今夜、デートしな~い?」
「り…か、おれ、と…いしょ、に…て?」
「あ?六華は俺んだっつーの!」
「六華さん、俺とも話してよ。」
という、言葉一つ一つに、心を傷つけられていく。皆さんは本当に愛している眼で六華さんを見ているが、六華さんは皆さんを欲に塗れた目で見ている。私たちは、皆さんが幸せになってくれれば、それでいい。あの子は、その責任を、重みをわかっていない。だから皆、必死に止めようとするのだ。だけど皆、それで逆に怒りを買ってどんどん学校を辞めさせられていく。私はただ、傍観してるだけ。
――――――――――――だなんて、思った?そんなわけない。私だって、正堂さんへの思いは他の人に負けないくらい持っている。
これは、正堂さんを目覚めさせて幸せにしようと傍観少女が奮闘する話である。
次回は土日に投稿したいと思います。