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【最終話・後日談:ゴミ出し勇者の日常】
それからの健一は、近所でも有名な「完璧すぎる主夫」となった。
仕事は相変わらず冴えないサラリーマンだが、家事の効率はレベル999。
美紀に怒られる回数は減らなかったが、そのたびに彼は、世界一幸せそうな顔で「ごめんね」と謝るのだった。
「パパ、なんでゴミ出しする時、そんなにかっこいい顔するの?」
「……駆。これはな、世界を守る戦いなんだよ」
健一は、朝日を浴びながら、ゴミ集積所へと颯爽と歩いていった。
その背中は、どんな英雄よりも、輝いて見えた。
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