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大陸の西側へ

街の外へと転移し、避難船に乗って大陸側の西側へと向かう。

「なあ、パール、どれくらいで着くかな?」

「おそらく2時間くらいでしょうね。」

「そうか、夜ご飯までには帰らないといけないからな。ちゃんと逆算しといてくれ。」

「了解です。しかし、はじめてのSS級冒険者との邂逅ですね。」

「絶対面倒なことになるよなぁ。」

「マスターはトラブルメーカーですからね。」

「違げぇよ、俺が作ってるんじゃなくて俺が巻き込まれてるんだ。」

「確かにそうですね、そういえば聖剣は使い手を選ぶとか言ってましたが、マスターは絶対選ばれませんよね。」

「ああ、ぶっちゃけ俺もそう思う。人類のためにとか言うやつじゃないとダメなんだろうな。選ばれた奴は悲惨だよな。」

「どうしてです?」

「選ばれたことがばれたら、もう自由には生きられないだろうからさ。どこかの国に仕えるか、SS級冒険者になるか、ぐらいしか選択肢はない。自ら選ぶならまだしも与えられた選択肢を強いられるなんて気の毒を通り越して哀れに思うよ。」

「だからマスターは自由に生きるんですね。」

「まあな。ところでさ、龍と戦った時に体の魔力が銀色に光ったような気がするんだがあれは何だったんだろうな?」

「私も確認をしましたが、私のデータにはありませんでした。あれだけ苦労してた龍の首をあっさり切り落としてましたからね。」

「ああ、あれはマジでもう無理だと思ってたんだが、急に力が湧いてきたんだ。あれを任意にできればSS級にも勝てるかもしれないのにな。」

「SS級ってそんなに強いんですか?」

「ああ、俺が小さかった時にSS級冒険者がフェニックスを討伐したと話題になっていた。ほかにも山一つを吹き飛ばしたとか、地面に大きなクレーターを作って湖を作ったとかいう話がある。」

「…本当に人間なんですか?、魔物が人間にでも化けてるんじゃないんですか。」

「それは知らんが、やつらが人間をやめてることは確かだ。」

「そんな人と会うんですね。本当にお疲れ様です。」

「やっと、俺の苦労がわかったか。」

「初めてマスターを気の毒に思いましたよ。」

「はぁ、できれば面倒くさくないやつがいいな。」

「私も微力ながら祈ってますよ」

「というか、話がずれてんな。結局あの銀色の魔力は何だったんだ?」

「映像がありますよ、観ますか?」

「正直自分の映像は観たくないが、観よう。」

しばらく俺が龍と戦う映像を観ていると問題の場面がやってきた。

「おお、やっぱり銀色に光ってるな。どちらかというと新たに出てきたものではなくて魔力の質が変わったという感じだな。」

「あいかわらず、自己中心的な発言をしてますね。」

「うっせー、それが俺だ。でも扱えなかった魔力もなんか今は扱えるしな。もっと前に強引に干渉しとけばよかったかな。安全策をとりすぎたような気もする。」

「無茶はよくないですからね。それに今扱えてるならいいじゃないですか。」

「それもそうだな。よし、とりあえず、到着するまで魔力の質の変化を意識してみるか。」

俺は魔力の質の変化を試しながら、時間を潰す。

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